保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#5

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「所有格」という文法用語とその知識を学んでいただきます。


thisとかthatの形容詞的な使い方と全く同じなので、前回までの内容が理解できているならそれほど難しくないはずです。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


今回と次回で一旦「be動詞関連の話題」はクリアしたことにして一般動詞というものに入っていきますから、


あと2回分で最低でもbe動詞の使い方をマスターする必要があります。


早い方ならもうマスターできているはずですが、まだ不安がある方はとにかく瞬間英作文の「瞬間」具合を高めることが重要です。


もし、記事を読んで分からない所があればコメントをくださいね。


(記事の下の方にコメントできるところあります。お問い合わせフォームからでも結構ですよ。)


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例文1

それではさっそくこちらの文章を英文に直す作業から始めていきましょう。


「彼は私の生徒です。」

所有格とは

例文を少し簡単にして「彼は生徒です。」でしたら、


He is a student.


と即座に英文に出来るようになっていることと思います。


今回は「生徒」の部分を「私の生徒」に直せばいいわけですね。


"this"とか"that"を習ったときには、


主語の位置に置いて「これ」という訳し方になるパターンと


「this+名詞」というセットを作って「この名詞」と形容詞的に使うパターンがありました。


「私」という言葉も主語に来るときは"I"を使っておけばOKなわけですけど、


「私の名詞」という形にしたい場合もあります。


少し厄介なのは"this"とか"that"のときはそのままの形で「この」とか「あの」という意味になっていたのに対して


「私の」というのはそのまま"I"を使ってはいけません


今回の場合は"my"という単語を使って「my+名詞」で「私の名詞」という意味になります。


ということは"a student"から"my student"に形を変えればいいわけですね。


ちなみに、"this" と"that"のときにも"a"という単語は外していました。


"my"という単語も"a"はたとえ後ろの単語が単数形でも外して使うようにしてください。


というわけで、例文の英文訳は以下のようになります。


He is my student.

文法用語を覚えよう「人称代名詞」「主格」「所有格」

同じ「私」でも主語に来るときには"I"を使い、形容詞的に使うときには"my"を使うということを新たに習いました。


「私」という語句が代名詞であることは大丈夫であってほしいですが、(これは国語の文法のお話)


"I"のように主語の位置に来るものは代名詞の中でも「主格」の形をしているといい、


"my"のように形容詞的に使うものは代名詞の中でも「所有格」の形をしているといいます。


いいですか?文法用語も少しずつですけど、必ず覚えていくようにしてくださいね。


文法用語を覚えるのをサボると高校英語になった途端に英語が一気にできなくなります


少しずつ出てきてくれているうちに少しずつ覚えてくださいね。


まとめておぼえようと思うと苦労が何倍にもなりますので。


さて、「私」のような人の代名詞は代名詞の中でも「人称代名詞」と呼びます。


人称代名詞は文のどの位置に来るかによって「何」格なのか名前も形も変わります。


もう一度言うと、"I"は人称代名詞の中でも主格で、


"my"は人称代名詞の中でも所有格です。


では他の人称代名詞はこれまでに何が出てきているでしょうか。

ほかの人称代名詞

「あなた」の主格は"you"でした。


「彼」の主格は"he"でした。


「彼女」の主格は"she"でした。


「私たち」の主格は"we"でした。


「あなたたち」の主格は"you"でした。


「彼ら(もしくは彼女ら)」の主格は"they"でした。


"you"に関してはたまたま単数だろうが複数だろうが同じ形をしているのですね。


これらのすべてに所有格という形があります。


以下の所有格は全部発音も含めて覚えてくださいね。


「あなた」の所有格は"your"です。


「彼」の所有格は"his"です。


「彼女」の所有格は"her"です。


「私たち」の所有格は"our"です。


「あなたたち」の所有格は"your"です。


「彼ら(もしくは彼女ら)」の所有格は"their"です。


必ず読み方を辞書で調べて読み方も覚えておいてくださいね。


(そろそろ発音記号にも慣れてきつつあるのではないですか?)


ちなみに何回かあとに「目的格」と「独立所有格」というものも同じ数だけ習うので、早めに覚えておいた方がいいですよ。

例題

私のグラスは安い。→ My glass is cheap.


これらはあなたの鉛筆ですか。はいそうです。→ Are these your pencils?--Yes, they are.


彼女の娘は背が高くない。→ Her daughter is not tall.


あれが彼の家ですか。いいえ、違います。→ Is that his house?--No, it's not.


私たちの母はきれいだ。→ Our mother is beautiful.


彼らはあなたたちの子どもですか。はい、ぞうです。→ Are they your children?--Yes, they are.


彼らの解答は正しくない。(全員で1つの解答を出したときを想定)→ Their answer is not right.

まとめ

今回も新しい文法項目はかなり少しだけでしたね。


今後はこれくらいがスタンダードな量な気もします。


ときどき多めの回もあるかもしれませんが。


ここまで来たら、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の5の文章は全て理解できます。



今回覚えることは1つだけです。


「所有格+名詞」で「~~の名詞」という意味になります。


これだけ覚えて、あとは前回までの講座をしっかり覚えておけば問題なく宿題にチャレンジできるはずです。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の5を瞬間英作文。(本の中で紹介されている方法に従って第2サイクルまで行うこと。)


それではまた、所長でした!


前回の講座
shukaijo.hatenablog.com



次回の講座
(後日リンクを貼ります。)



このシリーズは文末のお知らせも減らしてお送りします。


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こちら私の著書です。


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