保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#8

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は一般動詞の中でも少し形の変わる三人称単数が主語になる場合を考えていきます。


なんだかややこしそうな文法用語ですよね。


三人称単数なんて言われると。


ですが、初めに言ってあるとおり、こちらの講座では真面目に文法用語も覚えていくのが1つの目標になっていますから、


諦めずにしっかりついてきていただければと思います。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回は一般動詞という新しい概念を勉強しました。


次に一般動詞も少し形が変わることを勉強しておきましょう。

例文1

まずはこちらの日本文を英文に直してみましょう。


「彼女は日本語を上手に話す。」

人称とは?

日本語でも人称というのはあるので、それを知っている方でしたら、英語の人称も素直に受け入れられるでしょう。


それほど難しいわけではありません。


まず自分のこと、ずなわち「私」に関しては第一人称


目の前の相手のこと、すなわち「あなた」に関しては第二人称


それ以外、たとえば「彼」「彼女」「それ」「これ」などなどは第三人称という名前を付けて分類します。


be動詞の使い分けを人称という概念を使ってまとめなおしてみましょう。


まず複数はどの人称でも"are"を使っていました。


単数に関しては、どうでしたか?人称を使って分類できますか?


第一人称が主語にくるときには"am"でした。


第二人称の主語のときには?


"are"ですね。


それ以外の第三人称は?


"is"でしたね。


一般動詞に関しても実は分類しなければならないんですけど、be動詞よりは簡単です。

三人称単数

前回の講座で、実は「単数かつ第三人称」以外の主語は練習しています。(一応全部人を主語にしましたが。)


ということは逆に言えば、単数かつ第三人称に関しては一般動詞も違う形を使わなければならないということです。


今回の例文は「彼女」が主語ですから、


三人称であり、かつ単数ですね。


この場合には"s"もしくは"es"を一般動詞に付けるというルールがあります。


"s"をつけるか"es"をつけるかは名詞を複数形にするのと同じルールです。


一般動詞の最後の音がどうなっているのかに注意して勉強していってください


もし忘れているなら、名詞の複数形について勉強のし直しです。


。。。が、例題なんかを見ているうちに少しずつ慣れていく方が実は効率よかったりもするので、


慣れるまでいろんな形の名詞の複数形だったり、三人称単数の一般動詞を見て学んでいってください。

副詞well

さて、最後に"well"という副詞を扱っておきましょう。


副詞はこれまでに"very"を勉強しています。


"very"は形容詞の頭にくっついて「とても」という意味を表すなんて説明をしました。


"well"に関しては文の最後に来て、一般動詞の意味を強めます


今回の例文だと「上手に」という意味を一般動詞の「話す」に付け加えます。


というわけで、ここまでをまとめて、例文を日本文に直すと、


She speaks Japanese well.


となります。


例題は否定文と疑問文をまとめてから、やってみましょう。少し我慢して次の文法も学習してください。

例文2

次の例文は否定形です。


「彼女は上手には日本語を話せません。」

三人称単数は否定も疑問も注意

be動詞のときにも、人称によって形に変化を受けるのは、否定文も疑問文も同じです。


一般動詞のときには"do"ではなく"does"を使うというのが、三人称単数のときのルールです。


まず復習として、三人称単数以外の主語についてまず見ておきましょう。


私はあまり上手には日本語を話せない。


というのは、以下のように英文にできます。


I don't speak Japanese well.


先に答えを書くと、


She doesn't speak Japanese well.


となります。


三人称単数の"s"は"do"に吸収されると考えるのが正しい発想です。


その結果、"speak"はもとの形に戻っているわけですね。


一気に疑問文までいっておきましょう。

例文3

「彼は学校で英語を教えていますか?」「はい教えています」

疑問文も"do"に"s"を押し付ける

さて、疑問文もまずは三人称単数以外の文を復習します。


「あなたは英語を教えていますか?」は


Do you teach English?


とすればよかったわけですね。


そこに三人称単数の発想を付け加えるだけです。


"Do"に"s"を付け加えると、「彼は英語を教えていますか?」は簡単に英文にできます。


Does he teach English?


となります。

「前置詞+場所」=「~~で」

「どこそこで」というものを書きたかったら、英語では「前置詞+場所」という形で表現することができます。


今回は「学校で」という意味を表すものだけ紹介しますが、覚えるべき前置詞というのは本当はもっとありますし、


前置詞というものはイメージを覚えていくことが必要です。(余裕があったら今度書きます。)


「学校で」というのは"at school"と表現することができます。


というわけで、例文の疑問文は以下のように英文に直せます。


Does he teach English at school?

答え方

答え方はいつも通りですが、三人称単数の主語で答えなければならない場合にはこれまでと同様の発想をすればいいです。


まず、三人称以外のときには、このような例で思い出してください。


「あなたは学校で英語を教えますか?」「はい教えます」


Do you teach English at school?--Yes, I do.


"do"で聞かれたら"do"で返せという風に前回表現しました。


同じことを三人称でも表現します。


"does"で聞かれたら"does"で返せですね。


"Does he teach English at school?"--"Yes, he does."


という風に返せばいいわけです。


もちろん"No"のときにも


"No, he doesn't."


とすればOKです。

例題

それでは、満を持して例題をいくつか見ておきましょう。


例題の中でいくつか新しい英語も少しだけ覚えておきましょう。


ジョンも野球が好きです。→ John likes baseball, too.


彼は毎日サッカーをします。→ He play soccer every day.


彼はたくさんの本はもっていない。→ He doesn't have many books.


彼女は野球が好きではない。→ She doesn't like baseball.


彼は動物が好きですか。はい、好きです。→ Does he like animals?--Yes, he does.


彼女は学校で数学を教えますか。いいえ、教えません→ Does she teach mathematics at school?--No, she doesn't.


彼は何が好きですか?英語が好きです。→ What does he like?--He likes English.


最初のジョンという主語は一人称でも二人称でもない三人称です。


", too"は「~~も」を表す副詞です。


"every day"は「毎日」を表す副詞です。


詳しくは今後解説するかもしれませんが、今の所は「副詞」であることを認識しておけば十分です。


そして最後は"what"という疑問詞を使った例ですが、今までと同じ使い方なので、あえて解説はしませんでした。

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の7の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは主語が三人称単数の一般動詞の使い方でした。


疑問文や否定文では"do"に"s"を押し付けました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の7の瞬間英作文。


それではまた、所長でした!



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