保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#9

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「いくつの名詞?」とか「どれくらいの量の名詞?」といった形の疑問文の学習です。


前回と前々回の一般動詞の疑問文が分かっていなければ全滅するので、


もし自身のない方は前回と前々回をしっかり復習したうえで今回の講座に臨んでください。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


2回に分けて1節分をお届けしたので、少しややこしく感じる部分はあったかもしれませんが、


ちゃんと瞬間英作文に取り組めていれば今回の講座も十分理解できるはずです。


宿題をサボらないようにしっかりついてきてくださいね。

例文1

最初の例文は次の文章です。


「あなたのおじさんはいくつの本をもっていますか?」

「how many+可算名詞」

まずいくつの本というのは疑問詞の"how"を使って以下のように表現します。


"how many books"


これを1つの疑問詞のセットだと思ってください。


その後にどのような形が続くか思い出せますか?


疑問詞の後は疑問文の順番ですね。


今回の場合は「いくつの本を」の部分が疑問詞として文の頭に出てきてくれるので、


「あなたのおじさんは(いくつの本を)持っていますか?」の部分を疑問文にすればいいですね。


持っているは英語で"have"。


あなたのおじさんは"your uncle"です。


主語は何人称ですか?


そうです。三人称ですね。


三人称のときには、一般動詞には"s"がくっついてくるのですが、


疑問文と否定文のときには動詞が"s"をもらう形になるのではなくて、


doの部分がもらう形になるのでしたね。


ということで、例文の英文訳は


How many books does your uncle have?


となります。

所有格の復習

人の場合は「だれそれの」にあたる部分を作るときに所有格になるという話をしました。


覚えていますか?


「私の」は"my"、「あなたの」は"your"、「彼の」は"his"、「彼女の」は"her"、「私たちの」は"our"、「あなたたちの」は"your"、「彼ら(彼女ら)の」は"their"でした。


それぞれ読み方も含めて思い出しておいてください。


次回、目的格、その次の回に独立所有格を扱うので、これまでに習った主格と所有格の復習は必須です。

文のどの要素か

"what"を使うときにも、疑問詞が文のどの要素になるのか、という話をしました。


たとえば、「あなたは何が好き?」


だったら、


You like ~~.


の~~の部分が"what"になって前に出てくるので、


What do you like?


"what"は目的語のOの役割だという話をしました。


(likeの後には目的語が来るのでしたね。)


今回はどうでしょう?


Your uncle have ~~.


の~~の部分が"how many books"になって前に出てくるので、


この1セットはセットとしては目的語のOの役割を担っています


この文のどの要素になっているのか、という考えは以前にも話したとおり、


少し難しいので、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

例題

あなたは何か国語話しますか?→ How many languages do you speak?


このクラスには何人の生徒がいますか?→ How many students does this class have?


彼らの父は何台の車を持っていますか?→ How many cars does their father have?

例文2

次は尋ねる名詞の種類が変わります。


「あなたは毎日水をどれくらい飲みますか?」

可算名詞と不可算名詞の復習

さて、以前説明した可算名詞と不可算名詞の復習をしておきましょう。


ここまでに出てきた"how many 名詞(複数形)"は実は可算名詞の数を知りたいときに使う表現でした。


例文2では水の量を尋ねたいわけですが、水すなわち"water"は不可算名詞です。


不可算名詞は「形がはっきりしていない」という特徴がありました。


"information"とか"idea"は形がありませんし、


"water"や"milk"は容器に入れて初めて形を持ちます。


もう少し発展的な所でいくと、"money"も形がありません。


形があるのはコインや札などであって、「お金」そのものには形はないと考えるのが英語の考え方です。


こういった不可算名詞の量を尋ねたいときには


"how much 名詞"


という形を使います。


あとは先ほどと同じなので、例文2もすぐに英文に訳せて以下のような文になります。


How much water do you drink every day?

答え方

不可算名詞の場合には答え方に少し注意をしなければならない場合があります。


どれくらい水を飲むの?と言われたら、少し答えにくいですよね。


英語ではこういうときには容器に入れて答える答え方を時々使います。


たとえば、


I drink two bottles of water.


ボトル2本分飲みます。


のような感じですね。


以前にも少しだけお話したのですが、覚えていましたか?

例題

彼のいとこはどれくらいお金を持っていますか?→ How much money does his cousin have?


彼らはどれくらいの牛乳が必要ですか?→ How much milk do they need?

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の8の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは数や量の尋ね方でした。


可算名詞のときには"how many 名詞"


不可算名詞のときには"how much 名詞"をつかうということを学びました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の8の瞬間英作文。
  • 主格と所有格の復習。


それではまた、所長でした!



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