保護者と先生の集会所

保護者と先生の集会所

アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#11

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は人称代名詞の独立所有格の学習です。


前回の目的格と割と使い方は似ている部分もありますが、全く意味が異なるので、しっかり理解してくださいね。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回も書きましたが、人称代名詞はどれを使うんだっけ?


少しでも考えているようではお話になりません。


とはいえ、誰もがすぐにできるようになるものではありませんから、


しっかり宿題で練習して、考えなくても体で覚えているというような状態にすることが大事です。

例文1

それでは今回は次のような例文からです。


「このカメラは彼女のものです。」

まずは形容詞の"this"の復習から

今回の内容はそんなに多くないので、復習を少し混ぜて、


あとは少し宿題を多めにというイメージで考えています。


さて、さっそく"this"の使い方を思い出しておきましょう。


1つ目は「これ」という名詞の形でした。


主語に来るパターンを学びましたが、目的語や補語に来るパターンもあります。


あとで学びなおします。


そして、2つ目は「この」という意味を表す形容詞的な使い方でした。


「このペン」は"this pen"という形にしてこれを1セットの名詞として見れば良いわけですね。


「このカメラ」もこれと全く同じ使い方です。


"this camera"とすればいいですね。

2回言うのを避ける。

たとえば、今回の例文ですと、「このカメラは彼女のカメラです。」


と言い換えてやると今まで習った文法だけでも英文にすることができますね。


どう書けばいいですか?


This camera is her camera.


とすればいいですね。


ただ、このbe動詞の後ろの補語にあたる部分。


日本語でも、わざわざカメラを2回言うことはないですよね。


だれそれ「の(もの)」みたいに省略した言い方をします。


人称代名詞には、その意味を表す形があってそれが以下の通りです。


「わたしのもの」→ mine


「あなたのもの」→ yours


「彼のもの」→ his


「彼女のもの」→ hers


「わたしたちのもの」→ ours


「あなたたちのもの」→ yours


「彼ら(彼女ら)のもの」→ theirs


またまたこれらは全部発音も含めて覚えてください


これらを人称代名詞の独立所有格と言います。


この表現を使うと例文は以下のように英文に訳すことができます。


This camera is hers.

例題

さて、これまでに習った色んな文法の復習もしつつ、


独立所有格に慣れるように例題を見ていきましょう。


あれはあなたの?それとも彼の?→ Is that yours or his?


私は私たちのアイデアは好きです。彼女らのはあまり好きではありません。→ I like our idea. I don't like theirs very much.


これらの花は私たちのものですか?→ Are those flowers ours?


あなたのは新しい。わたしのは古い。→ Yours is new. Mine is old.


複数形の「だれそれのもの」という場合にも同じ形で独立所有格が使えます


総合復習パート

人称代名詞の復習

さて、人称代名詞は今回の独立所有格で全て出そろいました。


ということで、以下の全てを主格、所有格、目的格、独立所有格の順にリズムよく言えるようになってください。


「わたし」→ I, my, me, mine


「あなた」→ you, your, you, yours


「彼」→ he, his, him, his


「彼女」→ she, her, her, hers


「私たち」→ we, our, us, ours


「あなたたち」→ you, your, you, yours


「彼ら・彼女ら」→ they, their, them, theirs


もちろん読み方もちゃんと覚えないと意味ないですよ。


"us"のことを「うす」なんて読んでいないですよね?


また、それぞれの使い方も文法的に説明できるようになっておいてください。


主格は主語Sになる形です。


所有格は「所有格+名詞」で「だれそれの名詞」という意味になります。


目的格は一般動詞の目的語Oになる形です。もしくは前置詞の目的語にもなりました。


独立所有格は「だれそれの(もの)」を意味して、名詞として使われます

名詞の入る場所

英語で名詞が入る場所は限られています。


その場所を覚えておくといいですね。


まずは主語Sの位置に名詞は来ますね。


This is ~~.


のThisは名詞の「これ」です。


そして、補語Cの位置にも名詞は入ります。


This is an apple.


の"an apple"はセットで名詞と思ってください。


次に目的語は一般動詞の目的語のときと、前置詞の目的語の時があります。


He plays the piano for Ann.


この"the piano"は"play"の目的語Oで、


"Ann"という人名は"for"の目的語です。

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の10の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは人称代名詞の独立所有格の使い方でした。


それから人称代名詞の復習と、名詞の位置に関する復習を行いました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の4・5・9・10の瞬間英作文。(人称代名詞の復習です)
  • 後の講座に備えて1~100まで英語で言えるようになっておく。参考↓

数字の1から100までの英語表記一覧 - キーワードノート
ただし、発音記号はちゃんと辞書で調べてください。

それではまた、所長でした!



前回の講座
shukaijo.hatenablog.com



次回の講座
shukaijo.hatenablog.com




このシリーズは文末のお知らせも減らしてお送りします。


お知らせ↓
こちら私の著書です。


関連記事
shukaijo.hatenablog.com
shukaijo.hatenablog.com