保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#14

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



前回は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の順序を入れ替えて先に"whose"を学びました。


今回は場所を示す副詞と、それを尋ねる疑問文を学んでいきましょう。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回の講座の分だけ、英語では主語が必要ないので、そこも改めて注意していただきたく思います。


逆に言うと、その他は必ず主語が必要なんです。


日本語だと主語の省略は大量にありますから、そのあたりは日本語と英語の感覚の違いですよね。


段々と日本語と英語の違いについても覚えていってくださればと思います。


そういう役に立ちそうにない知識も長期記憶への定着を助ける要素になったりもします。

例文1

「私は東京に住んでいます。」

場所を表す副詞や副詞句

日本語だと場所を表す副詞がどこに対応するのかはそれほど難しくないはずです。


今回の例文だと、「東京に」の部分が「住んでいます」という動詞を修飾して


意味を付け加えているので、副詞の役割を担っていますね。


この例文自体を英訳するのは簡単で、


「住んでいる」が"live" で、「東京に」が"in Tokyo"となることをヒントとするとすぐに書けますね。


I live in Tokyo.


これで完成です。

これまでに習ったもの

これまでに"go"とセットで出てくる副詞句は習いましたね。


前置詞の"to"と場所を表す名詞がセットになって、「どこそこへ」という意味になるのでした。


たとえば、「彼女は毎日公園に行く」だったら、


She goes to the park every day.


ですね。


他に覚えてもらいたいのは"from"くらいですかね。


"to"と同じように場所を表す名詞とセットになって「どこそこから」という意味になります。


たとえば、「彼らは駅の方から来ている。」なら、


They come from the station.


まあこんな文は使うことがない気もしますが。

例文2

すぐに次の例文に移ってしましましょう。


次は


「彼女たちはカナダ出身です。」

be動詞+場所の副詞句

次はbe動詞とセットになるパターンを覚えておきましょう。


be動詞はここまで「イコールの関係を表す動詞」という風に説明してきました。


今回はbe動詞と場所を表す副詞句(もしくは副詞)がセットになって


(どこそこ)にいる、ある状態


もしくは「(どこそこから来て)いる、ある状態


を示す動詞として働きます。


たとえば、例題の文章だと


They are from Canada.


で「彼女たちはカナダから来ている状態だ」


すなわち「カナダ出身だ」となるわけです。

他の例

他にも「彼は部屋にいる」なら、


He is in his room.


とかになりますね。


beとin場所で、「どこそこにいる」という意味になっています。

例題

ここまで説明したら、一度例題で慣れておきましょう。


私たちは日本に住んでいる。→ We live in Japan.


私たちは日本出身だ。→ We are from Japan.


私たちは日本にいる。→ We are in Japan.


彼女は日本に住んでいますか?→ Does she live in Japan?


彼女は日本出身ですか?→ Is she from Japan?


彼女は彼女は日本にいますか?→ Is she in Japan?


彼は日本に住んでいない→ He doesn't live in Japan.


彼は日本出身ではない。→ He isn't from Japan.


彼は日本にいない。→ He is not in Japan.


疑問文や否定文の作り方は今までと全く同じなので、解説せずに例題として出しました。

例文3

最後に「どこで」という疑問文を作りたい場合にはどうすればいいか考えましょう。


「あなたがたはどこで野球をしますか?」

副詞から出てくる疑問詞の"where"

「どこで」というのは「野球をしますか?」の部分にかかる副詞です。


ちょっと間違いやすい例も参考にしながら考えてもらうことにしますね。


たとえば「あなた方は公園で野球をします」の文章をもとに疑問文を作っていくことを考えましょう。


You plat baseball in the park.


どこでの部分にあたるのは"the park"だから、そこをwhereに変えて


"Where do you play baseball in?"


としてしまうと間違いです。


あくまでも"where"は副詞として働かなければならないので、


"in the park"と"where"を対応させて前に持ってこないといけないのです。


というわけで答えとしては


"Where do you play baseball?"


となります。


疑問詞を前に持ってきたときには後ろは疑問文の形でしたね。


それはこれまでと同じです。

例外の"where are you from"

上の説明だと、「どこ出身ですか?」の"from"は消えてしまいそうなものですよね。


ただ、それだと"Where are you?"になってしまって、「どこ出身ですか?」と聞きたいのか「(今)どこにいるのか?」と聞きたいのか見分けることができません


なので、出身地を尋ねるときには"where"を名詞と思って使うようにしてください。


つまり、


Where are you from?


のようにして、"from"の後ろに入るであろう場所を表す名詞が"where"になって前に出てきているということです。


少し難しいですけど、しばらくは"where"を代名詞で使うことはありませんので、今回の場合が例外だと思ってくださって一旦大丈夫です。

例題

あなたたちはどこに住んでいますか。→ Where do you live?


彼女はどこ出身ですか?→ Where is she from ?

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の13の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは場所を表す副詞もしくは副詞句と"where"の使い方です。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の13の瞬間英作文。


それではまた、所長でした!



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