保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

浪人中に使った参考書を全て列挙【東大を目指す宅浪生に送る参考資料(130冊以上)】#3

ども、所長です!


今回は前回に引き続き、参考書の紹介です。


使うのをやめてしまった参考書と、今塾でよく使っているものを紹介しようと思います。


がこれもまた予想より長くなってしまったので、英語とそれ以外で分けます。


この記事は英語以外についてです。

数学

使うのをやめたもの


マスターオブ整数は整数が苦手だったので一瞬取り組んでいましたけれども、私にとっては難しすぎましたね。


ほとんどの受験生は取り組む必要全くなしです。


むしろどこに需要があるのかイマイチ分からない感じです。


内容自体は非常に良いものなのですが、さすがに整数だけにそれほど時間をかけるわけにもいかず、ターゲット層が分からない謎の参考書です。


解法の探求・確率についても同じです。


確率だけそれほどやる暇のある受験生がいないのではないでしょうか。


解法の探求・微積分、これも全く同じですね。


どれも内容自体はかなりいいんですけど、それほど余裕を持って受験勉強をしている生徒がほとんどいないのが厄介です。


「オリジナル・スタンダード数学演習III 受験編」と「スタンダード数学演習1・2・A・B 受験編」は学校で授業に使っていた問題集です。


問題の難易度も、問題数もかなりちょうどいいラインを攻めてきているのですが、


解答を付属して販売してくれ。。。


それだけで需要は絶対に高まる非常にいい問題集なんですけどねえ。


学校専用の販売というのはこういうところが苦手です。


これらはどうせ買えないんでリンクすら貼らないことにします。

塾で使っているもの

まず以前紹介した、青チャートと標準問題精講。

shukaijo.hatenablog.com


これらは広範囲のターゲット層があると思います。傍用問題集の次の選択として考えていいものです。


青チャート以外に同様の厚物系はフォーカスゴールドを使うことも多いですね。


それほど大きな差はないです。


その他には旺文社の上級問題精講は傍用問題集の次の次に選ぶレベルの問題集です。


受験で言うとかなり難易度の高い旧帝大とかそれと同様のレベルの医学部など、そのあたりを狙う人向けです。


レイアウトは割と見やすいかなと思います。


東京出版の新スタンダード演習(4月、5月にそれぞれ1A2B、3が毎年出ます)あたりも上級問題精講と同様の目的で使うことがありますね。


こちらはそれなりに読解力が必要な問題集かなとは思います。


同じく東京出版からはさらにレベルの高い「新演習」というものが毎年出版されるんですけど、そこまでやるくらいなら他の科目とか大学で習うことなんかを勉強していく方が時間を有効に使えます。

物理

物理に関しては名問の森以外は私は使っていなかったですけど、塾でよくつかうものがあるのでそちらをメインに紹介します。


まず、エッセンスというやつですね。


これらは問題を解くために準備された教科書といった感じです。


傍用問題集の基本問題くらいを解き終わったら、これも読ませながら発展問題を解かせることが多いです。


どちらかというと演習書というより読み物という位置づけで、これを読んだからと言ってテストの点数はあまり上がらないです。


あとは良問の風ですね。


こちらは傍用問題集からすぐに重問や名問に行けないタイプ(=ステップを刻ませたいタイプ)の生徒に使わせます。


逆にすぐに重問や名問に飛べるタイプにも自習用として使うこともあります。


だいたいそのレベル帯のものと思っておいてくださればいいです。


問題も量も悪くないですね。


レイアウトもまずくないですし、使いやすい参考書です。



それから一番難しいレベルとしては標準問題精講ですかね。


いまどき「ナンケイ」なるものをやる子は少ないでしょうし、一番難しいレベル帯として選ぶなら正直これ一択な気がします。


これやって過去問やってそれでも暇なら、大学の勉強すればいいのでは?という感じです。


読み物のもっと難しいものとしては新物理入門がいいですね。


講師のアルバイトをしようと思っている学生も最低限これくらいは理解しておいてほしいなと思います。


大学生用の教科書も書いたりしている先生が書いた本で、高校と大学の物理の間くらいを読み物としてちょうどいいレベルで書いてくれています。


この対応する問題集は正直やる意味ないかなと思います。


化学

化学に関しても私は重問と標問以外には参考書を使っていなかったのですが、塾で使うものを書いておきますね。


まず読み物としては旺文社のDoシリーズというものがあります。


読み物としては多くの受験生が割とお世話になってきているシリーズかなと思います。


重問やらせながら、副読本として自習課題に設定していることが多いです。


まあ絶対必要ってわけではないですけどね。



学校でまともな傍用問題集を配られないこともたまーにあって、そういうときにはこれを使ってました。


傍用問題集の代わりとして使える以上の需要はないかもしれませんけど。



同じ著者によるものとしては以下の演習書と、辞書的な使い方をする読み物があります。


新演習は世のなかに出回っている噂ほど、難易度は高くないかなと私は思っています。


そもそも物理と化学の重要問題集のレベルが同じだと思っているから、この新演習が難しく感じるんではないですかねえ。


たしかに新演習は重要問題集よりはそこそこ上ですけど、そもそも化学の重要問題集はそれほど難しくないので、それで難しく思ってしまう人が多いのではないかと私は分析しています。


量はそこそこ多くて時間は結構かかるので、標準問題精講の方がおすすめです。


それから、新研究に関しては難関大を受験する人は持っていて損はしないです。


なんか良く分からんという問題集の解説があったときにこれで探して読んで、図表で色も確認して、といった使い方をするのが一番いいです。


さすがに全部読むのはコスパ的にはそれほどよくはないです。


別に全部読むくらいなら大したことはないんですけど、かかる時間の割には点数には結びつかないかなと思います。

国語

国語に関しては私は学校の授業だけで最初からセンターは120くらいはとれていたので、センターの過去問を必死にやってました。


センターの点数120くらいが安定している人なら、それが一番いいと思います。


一番解説が丁寧なので。



それより点数の低い人は現代文ならこれですね。


ちょっと問題が難しく感じるかもしれませんが、ちゃんと解説まで全て読めばそれなりに力がつきます。


ただ、現代文が一番先生の必要な科目です。


ちくまも読めなければもう先生を見つける方が早いです。



センターで8割とれるようになるころにはどこの大学の過去問も練習はできる段階に来ているので、それまでじっくりセンターの問題に取り組むべきですね。


ただし、解説をしっかり全て読み込むタイプでないと、記述になった途端に偏差値が下がる危ない現象に出くわすかもしれません。


古文漢文については以前記事にしたものをよく使いますが、そちらのレイアウトが気に食わないという生徒に対してはステップアップノートですかね。



長文も日栄社が一番いいと思いますけど、これもやはりレイアウトが気に食わない場合は塾ではこれ主に使っています。


その他古文は学校で単語帳を指定されて、使っているところも多いですよね。


それに関しては正直なんでもいいですし、私は個人的に古文は単語帳いらない派なので、どれを使ってもいいのではないかと思います。


古文の背景知識的なところも正直問題を解きつつ勉強していかないと覚えられないですから、それ用の参考書はなくてもいいかなという感じです。


源氏物語の漫画は割と読んでいる受験生はいるかもしれませんね。


有名どころは「あさきゆめみし」というものですけど、新品はもう売ってないんですかね。。。


図書館とかに行けばあるかもしれません。


ちなみに少女漫画を読み慣れていないと顔が全て同じに見えて登場人物の区別がつかないという事態に陥ります。

地理

センターレベルの地理に関しては私は学校の授業と過去問だけ(もちろん地図帳は必須)でやりぬいたので、塾で使っているものだけ書いておくとこれですかね。


どんなタイプでもいいので書き込み式のタイプのものを一冊ちゃんとやってあとは過去問をやりまくるのが一番です。



マーク式の河合のやつは解説が丁寧なので、古すぎる過去問よりはこっちのほうがいいかも。



ちなみに最近動画を見始めたばかりですが、スタディサプリもセンターまでなら割と使えるかなと思います。


学校の授業があてにならない場合とか、ご自身がサボっていた場合は書き込み式でもしんどいと思うので、こちらで授業を受けてみてもいいですね。




まとめ

引き続き英語についても使わなかったもの、それから塾で使っているものを紹介しますね。


#2はこちらから
shukaijo.hatenablog.com


#4はこちらから
shukaijo.hatenablog.com


関連記事もぜひお読みください。(下へ↓スクロールしてください!)
それではまた、所長でした!


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