個別指導1年生に送る話#5【答えは意地でも書かない】
ども、所長です!
調子に乗って、2つの企画を毎日投稿でお送りしています。
こちらは個別指導1年生に送る話シリーズの第5話です。
以前から似たような記事は書いてきていて、その記事一覧はこちらです。
私は講師の指導をするときに答えを絶対に書かないように指導しています。
今回はその理由をメインに書いていきますね!
答えを書かない理由その1【バツ直し】
以前記事にもしましたが、週1時間や2時間程度の指導で、生徒の成績が上がることはまあまずありえません。
ということは自習をちゃんとしてもらわなければならないわけですが、
宿題として一番効果があるのはもちろんバツ直しです。
そもそも学習というのは何かできなかったことを出来るようになる作業のことですから、
バツ直しはまさにそこにピッタリ当てはまる宿題ですよね。
で、バツ直しするときに、ノートに答えがあると一定数の生徒は楽をするために写してしまうんですよね。
この子は真面目な子だから大丈夫というのは結構ヤバい考え方でして、
真面目な子ほど、ちゃんと宿題をやらないといけない!と焦って答えを写してしまうなんてことをすることも実はよくあります。
新人の先生だと「裏切られた」とか思っちゃうわけですけど、真面目だからこそ、不正しちゃう生徒の心理も分かってあげなければなりません。
もちろん、不真面目だから答え写してくる子たちもいますけど、それだからこそ、絶対に答えは書いてはいけません。
答えを書かない理由その2【授業中の集中】
答えを絶対に書いてくれない先生と認識されると答えを書いてくれる先生よりは授業に生徒が集中してくれます。
だって、ちゃんと理解して帰らないとバツ直しの宿題ができずに時間が掛かってしまうわけですからね。
勉強の嫌いな生徒は「答えを後で確認すればいいや」って考えて授業中に休憩しようとするのが普通ですから、
それを防ぐためにも答えは書かない先生として認識されなければなりません。
認識されるまで粘り強く答えを書かないことが大事ですよ。
答えを書かない理由その3【時間の短縮】
最後の理由は時間の短縮です。
たとえば数学なんかの文章題を教えているとしましょう。
立式までできれば、あとは自分でやれば良くないですか?
自分でできるんですから。(自分で計算する能力がない状態ならむしろ進んではならない)
自分ひとりの力で出来ることは自分でやらせて、
先生と共にやらなければならないことに時間を使うのが、効率よく生徒の成績を上げるコツです。
そうして少しでも無駄な時間を毎回減らしていくと、
最終的にはかなりの時間短縮になります。
そのかわりにヒントはたくさん残す
その分ヒントは大量に残してあげてください。
新人の先生の授業だと、授業後にノートを開いてみると、
ほとんど何も残っていないことが結構あります。
会話のキャッチボールだけで解説を終わらせてしまっているのですね。
もちろんそういったキャッチボールは重要ですけど、
その間にノートにヒントを残すようにしておかないと、
やはり宿題の実行率は悪くなります。
実行率が悪くなるだけでなく、正答率も下がります。
正答率が下がると次回も同じ内容を解説する必要が出てきますから、
そうやって無駄な時間が増えていってしまうわけです。
ですから、答えは意地でも書かないけど、ノートにヒントを残したからこれを武器に宿題も頑張るんだよ
という状態に持っていくのが授業の目標になります。
まとめ
答えは書くべきって方もいらっしゃると思いますし、これまでに紹介したアドバイスも含めて、
あくまでも個人的な意見ですので、この記事をもとに少しでも使えると思った部分を吸収してくだされば幸いです。
関連記事もぜひお読みください。(下へ↓スクロールしてください!)
それではまた、所長でした!
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