保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

推薦などの特別入試ですでに高校合格が決まった子どもの保護者へ #15

ども、所長です!
2週間50記事企画進行中です。(これが15記事目)


高校受験を早々に終わらせて、合格を決めてしまった子どもも少しずつ出てきているころと思います。


保護者のみなさん遊びすぎて大丈夫かな…とか思いません?


このパターンで合格した子どもが陥る危ないパターンを記事にします。

一般入試の子どもとの差

一般入試で合格する子と比べると1か月ほど早く決まる場合がほとんどですが、その頃一般入試を受ける子どもは過去問なり何なりで、かなり最も勉強している時期です。


仮に1日10時間勉強している子どもと比べれば1か月で300時間の差がついてしまいます。


300時間の差は正直かなり大きいです。1科目50分ですと1年分過去問を解くと、私立で150分=2.5時間、公立で250分=約4時間となります。


公立でも70年分の差がつきますからそれだけでかなりの差になることはご理解いただけるかと思います。

私立の受験

そもそも、私立に推薦で入学した場合、筆記試験があったとしても3科目である場合がほとんどです。


そういった子どもの場合、理社が絶望的にできません


これが塾講師の常識です。


高校の理科社会でつまずく場合、ほとんどの場合、中学の内容から出来ていないです。


取り戻すのにものすごく時間がかかってしまいます。

つまずくタイミングと理由

最後に高校生がよくつまずく数学、英語について書いておきます。


数学は学校によりますが4月から5月中にかけて二次関数という単元に入っていきます。そこで理系をあきらめる生徒はものすごく多いです。


受験後、継続して塾に通う生徒は必ず二次関数まで予習を進めるのもまた塾業界の常識だと思います。


受験が早く終わって余裕がある生徒ほど、そこまでは予習だめをしておくことをおすすめします。


英語に関しては、文法用語に追いついていけないことと、語句調べについていけないことから、落ちこぼれていくのが通例です。これは授業の最初からついていけないというパターンもよくあります。


文法用語はすぐには身に付きませんが、語句調べは品詞、意味、語法を調べるくせを早めにつけるように私は指導します

まとめ

さすがに塾講師でも受験勉強を100でやっていた子どもに受験後も100でやれとは言いません。無謀な目標がある子は別ですが…。


せめて20か30だけでも勉強を続けていくことをお勧めします。


そして高校1年生の最初のテストは必ず1番をとれます。なぜなら同じ学力帯の子が集まるからです。最初のテストで1番を取った子は最後まで高い順位をキープする確率は非常に高いです。そこまでを受験と考えてもらえればと思います。


それではまた、所長でした!



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