保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

受験当日の心得【10のポイント】

ども、所長です!


そろそろ多くの子どもが受験シーズンですよね。受験当日に気を付けることを改めてまとめておきます。意外なコツなんかも隠れていると思いますよ。ぜひ最後までお付き合いください。

受験開始以前

会場入り(時刻)

会場入りはかなり時間に余裕を持っておくといいですね。ものすごく当たり前ですけど…。


具体的には、忘れ物があったとしても対応できる時刻に入るように、と指導しています。親御さんが近くから送ってくれたのであれば、忘れ物を見つけたとしても親御さんに持ってきてもらうことが可能な時間です。


大学受験で受験生本人がホテルから会場入りしたとすると、鉛筆をコンビニに買いに行けて、会場本部に仮受験票を発行してもらっても間に合う時間です。

会場入り(雰囲気)

あとこれは有名な学校を受験する場合なんですけど、大手の塾や予備校がスタッフを会場前に派遣してかなりの熱量で応援してたりします。スタッフコートみたいなものを着て、旗を振って頑張って来いよとなかなかの声量で応援する。気の弱い受験生ならビビッてしまいますよね。そういうものがあることだけでも知っておくといいですね。


それから大学受験の場合は浪人生確保のためにチラシと一緒にカイロやチョコなんかを配ってたりします。ラッキーと思ってタダでもらうくらいの気持ちがちょうどいいです。

試験時間&休憩時間

服装

試験時間は教室によって、また教室内の場所によって気温が違います。暑すぎたり、寒すぎたりしたときに対応できるように服装に注意です。大事なのは試験時間内に脱ぎ着できることです。無地のセーターやカーディガンなんかを脱いだり着たりする分には試験官に注意されることは基本的にはないはずです。それで減点されることももちろんありません

集中

試験時間には自分の世界にどれだけ入れるのかがすべてです。隣の人の筆圧が強くて音がうるさい場合もあるでしょう。それでも集中しなければなりません。集中できない状態が続くくらいなら5分捨てて(休憩なりトイレに行くなりして)でも集中できるようにしましょう

休憩時間にしてはいけないこと

休憩時間中に次の科目の勉強をするのは基本的によくないです。それは心理学的な理由があります。簡単な実験例を紹介しておきます。

a 1分間で可能な限り動物を思い出してください。
b その後、1分間で可能な限り速いものを思い出してください。

この実験をすると「速いもの」として、チーターやライオン、ハヤブサなどaの質問に関連のあるものが優先的に思い出されます。飛行機や音や光、などもっと速いものは世の中にあるのにです。


思い出す作業をするときに人間は少し前にしていた行動に引っ張られる特徴があります。ですから、試験と試験の間に暗記ものを復習するとその近辺の内容は思い出しやすくなるかもしれませんが、そうでないところは思い出しにくくなります定期テストのような暗記範囲の狭いものなら意味はありますが、全範囲の入試においては休憩時間に勉強することは逆効果です。


その事実を知っていると、他の人は必至に無駄な勉強に体力を使っているわけですから、気持ち的にも余裕が生まれます

休憩時間のおすすめの過ごし方

休憩時間中におすすめするのは散歩しながらガムをかむことです。脳の疲労をリセットするのに有効なものとして、リズム感のある運動(咀嚼も含む)があります。

次の試験のことは一切考えずに無心でいることも重要です。そうやって次のことを考えているうちに脳は疲れていきます。

受験後

遠足と同じで帰るまでが入試です。


入試後は受験会場の教室から最寄りの交通機関のターミナルや、駐車場までの道がものすごく込みます。帰るだけで疲れます。多くの受験生は2回以上受験するわけですから、試験が終わったら忘れ物をしないように注意して限りなくダッシュに近い速度で帰るようにすることがコツです。必ず道が混む前に退散してください。


校門付近で配っていたりする解答速報なんて何の役にも立ちませんからサッサと帰りましょう。

その他、まとめ

そのほかに「風邪予防」「忘れ物のチェック」「会場までのルート確認」など基本的なところをチェックしておけばいいかと思います。これは今さら説明するまでもないかと思います。その他ご質問あればこちらからどうぞ(お問い合わせ)


皆さんの受験が成功することを心より祈っています。
それではまた、所長でした!


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