保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#12

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の順とは少し異なるのですが、


先に"whose"という疑問詞を扱っていきます。


2種類使い方があるので、それをそれぞれ覚えればお終いなので、それほど重い内容にはならないはずです。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回までに習った人称代名詞の使い方は今後、解説することなく使うことがほとんどとなりますから、


今回も宿題には出しますが、しっかり覚えてください。


ちなみにそろそろ、発音記号はマスターしましたか?


毎回きちんと辞書で新しい単語を調べて、


その度に発音記号と発音を合わせて確認していれば、


そろそろ発音記号もある程度自信を持てるところまでは来ているはずです。


カタカナ表記されている発音だけで覚えようとしていると


"th"のような音は正しく発音できないのはもちろんのこと、


"she" と"see"の発音の違いなんかもあまり正しく認識できないのではないかと思います。


ここ何回かの講座で発音記号はサボっていたという方はここから改めて発音記号にも注意してください。

例文1

ではさっそくこちらの例文から始めていきましょう。


「これは誰の自転車ですか?」「私のです。」

「whose +名詞」で「誰の名詞」

少し復習から入りましょう。


「これは何ですか?」の場合には以下のように英文にしていましたね。


What is this?


「何」という部分が疑問詞の"what"になって前に出てきて


"what"の後ろは疑問文の語順でした。


今回は「何」の部分を「誰の自転車」に変換すればいいだけです。


「誰の名詞」というのは"whose"の後ろに名詞を続けて「whose+名詞」という1セットを作り、


それを疑問詞扱いすることで解決します。


よって、例文は


Whose bicycle is this?


とすれば完成です。

答え方

Whose 名詞~~


のような形で聞かれたら、独立所有格を使って


同じ名詞を2度使うことを避けます。


ちなみに英語には同じ語句を避けようとする特徴があるということもついでに知っておくといいでしょう。


今回はさらに"this"について聞かれているので、"it"で返さねばなりません


結果的に答え方は


It's mine.


となります。

例文

これらは誰の本ですか?彼のです。→ Whose books are these?--They are his.


こちらの男の子は誰の生徒ですか?彼女の生徒です。→ Whose student is this boy?--He is hers.


複数のことについて聞きたかったら、Whose+複数形になることに注意です。


例文2

先ほどの"whose"については所有格とか、"this"の形容詞的な使い方に非常に似ています。


今度は少し違う形で"whose"を使います。


「このコンピュータは誰のものですか?」

独立所有格と同じ使い方の"whose"

さて、次は「誰のもの」を疑問詞にしたいわけです。


実は"whose"には独立所有格と疑問詞の役割を同時に果たす意味もあって、


1語で「誰のもの」という意味にもなります。


今回の講座までの内容を理解していれば、これだけのヒントで、例文を英文訳できるでしょう。


答えは


Whose is this computer?


です。

例題

このかわいい犬は誰のですか?→ Whose is this cute dog?


このノート(複数)は誰のですか?→ Whose are these notebooks?


ここでもやはり複数形に注意ですが、"whose"単体で複数の意味を表すことは可能です。

総合復習パート

人称代名詞の復習

人称代名詞は前回の独立所有格で全て出そろいました。


と言ったんですけど、実は「誰」という「疑問詞+人称代名詞」のセットも前回の人称代名詞の1セットの中にいれることができます


ということで、以下の全てを主格、所有格、目的格、独立所有格の順にリズムよく言えるようになってください。


「わたし」→ I, my, me, mine


「あなた」→ you, your, you, yours


「彼」→ he, his, him, his


「彼女」→ she, her, her, hers


「私たち」→ we, our, us, ours


「あなたたち」→ you, your, you, yours


「彼ら・彼女ら」→ they, their, them, theirs


「だれ」→ who, whose, whom, whose


"whom"に関してはまた改めて習いますので、お楽しみに。


まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の12の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは"whose"の使い方でした。


所有格と同じ使い方もできますし、独立所有格と同じ使い方もできます。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の4・5・9・10・12の瞬間英作文。(人称代名詞の復習です)
  • 後の講座に備えて曜日と日付の言い方まで英語で言えるようになっておく。参考↓

【保存版】英語で表現する曜日・日付の書き方・読み方まとめ | English Lab(イングリッシュラボ)┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト
ただし、発音記号はちゃんと辞書で調べてください。


それではまた、所長でした!



前回の講座
shukaijo.hatenablog.com



次回の講座
shukaijo.hatenablog.com




このシリーズは文末のお知らせも減らしてお送りします。


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こちら私の著書です。


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