個別指導必須のテクニック【話す割合】 #41
ども、所長です!
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さて今回は授業中の先生と生徒の話す割合についての記事です。
話す割合 ターン制
さて実際に個別指導をなさっている先生方、先生と生徒の話す割合はどれくらいでしょうか。
私が講師の指導をする場合にはターン制ととらえて5:5になるように授業するようにと指導しています。
詳しく説明していきましょう。
眠くなる
そもそも生徒は先生の話が長くなると眠くなります。私たちも子どもの頃校長先生の話が眠たくて仕方なかったのと同じです。
どれだけ先生が必死に話していようともその事実は変わりません。
驚くべきことに1:1の個別指導をしていても寝てしまう生徒はそこそこいます。もちろん生徒側にも多少頑張ってもらいたい部分ではありますが、それでもやはり先生側もどうにかならないかと考えるべきことだと思います。
ターンを譲る
さてその前提のもとで、ターン制という言葉も踏まえて私のテクニックを説明していきます。
まず、先生の方が話す量が多くなることは問題ないと思っています。特に新単元などでは説明しなければならない項目も多いですもんね。
ただし、どんなときもとにかく生徒にターンを譲って答えさせまくることが大事です。
以下は講師の指導をするときに割とよく使う例です。
2x-5=0
先生「はい、まず何をどこに移項するんだっけ?」
Aくん「5を右に」
先生「そしたら、式はどうなる?」
Aくん「2x= -5」
先生「符号がおしいな。もう1回」
Aくん「2x = 5」
先生「あと邪魔なのは?」
Aくん「2」
先生「そしたら全体を?」
Aくん「2で割る」
先生「2で割るとどうなる?」
Aくん「x = 2/5」
先生「お、またおしいじゃん。割る数が下にくるんだから?」
Aくん「5/2」
先生「正解!やればできるじゃん。ちなみにここまでで、何を間違えたでしょう?」
Aくん「割る数が下」
先生「そうそれと?」
Aくん「?」
先生「ほら、移項するときは?」
Aくん「符号を変える」
これくらいの計算なら一気に進めてしまう方も多いかもしれませんが、とにかく生徒を巻き込んで、ターンを譲るようにするのが、生徒が頭を働かせ続けるためのコツです。
まとめ
改めて言うと先生の話す量が多くなるのは構わないけれども、とにかく生徒にターンを譲る。
もちろん全ての生徒に当てはまるわけではありません。
世の中には文字でコミュニケーションをとることが得意で会話でコミュニケーションをとるのが苦手な子もいます。
それでも対応できるのが個別指導の意義だと思います。
いずれにせよ、一方的な授業というのは生徒の能力を伸ばすのに結果的に時間がかかることも多いという点だけでも参考になればと思います。
それではまた、所長でした!