保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

東大出身塾講師の勉強法 【注意すること6選】

ども、所長です!


忙しくてしばらくぶりになりました。


そろそろ入試の結果が出てきている人もいますね。まだまだ、受験が続く方も頑張ってほしいです。


今回は、私が受験生時代に注意していたこと、未だに勉強するときに注意していること6選を紹介します。これを意識すればあなたの偏差値も上がる!!かも。。?

勉強は量ではなく時間で管理する

勉強量の管理は内容ではなく時間で行っていました。


「ここまで終わったら次のこと」というスタイルではなく、「60分したら次のこと」というスタイルで勉強していた、もしくはしているということです。


まず、前者のスタイルは無理が出てくる場合が多いです。


今日はAが終わったらBやって、その次Cで最後がD、というスタイルでやると、「あれ、まだBまでしか終わってないのに晩御飯の時間かあ。。。」といって後ろ回しになっていくのがよくあるパターンです。


結果的に徹夜のような無理をしないと計画が後ろ倒しになっていき、その後の勉強がうまくいかなくなってしまいます。


そして、時間で区切ることに関しては大きなメリットもあります。それは制限時間つきの方が人間は集中できるようになっているということです。


夏休みの宿題だって最後の3日間が一番進みます。それは3日後には提出期限が迫っているからです。


毎回の勉強で、時間制限を決めて勉強するとあと15分でここまではいかないとキリが悪いんだよなあ、と無意識に集中できるものです。ですから時間で区切って勉強するのがおススメです。


もちろん、時間で区切ると中途半端な場所で、タイムリミットが来る場合もあります。


ですが、これは全くデメリットにはなりません。中途半端なくらいの方が次回勉強したい意欲が残る場合がほとんどです。


ドラマなんかの次回予告を自分でやっているようなものといえばわかりやすいでしょうか。


このような理由から私は受験生時代から勉強は量ではなく時間で管理するようにしています。

早い時刻に苦手な科目

次に伸ばしたい科目ほど早め(早い時刻)にスタートするということですね。


勉強の量は、時間×集中力で決まります。いろんなビジネス書に書いてありますが、集中力は朝が最も高く、就寝までずっと下がっていきます。


ですから「朝の勉強は夜の勉強の3倍」という人もいるくらいです。


「朝活」という言葉がはやるのもこれが理由です。


私も浪人時代は時間の使い方がかなり自由でしたから、苦手な英語をとにかく朝に持っていっていました。


もちろん「暗記したいものは寝る前」といったことも重要な要素の一つですが、そこを意識するよりも、「早い時刻に苦手なこと」を意識する方が個人的には効果的だと思います。

長い休憩の後は得意科目

長い休憩の後は大抵眠くなるというのが私の受験生時代の経験です。


理由は簡単で、長い休憩は主に「食事、移動、風呂」で構成されるからです。


移動で疲れたり、逆に食事や風呂でリラックスしたりすると、眠くなります。


眠い時こそ、得意科目or好きな科目をするようにしてください。


私の場合は(得意ではなかったですけど)数学、物理、化学が好きでしたので、食事のあとは理系科目をするようにしてました。


眠くなる時に手の動く勉強をするのも重要です。文章を目で追っているだけというのが一番眠くなりますから、それは避けるべきです。

休憩は日光の下で散歩

休憩に関しては日光を浴びつつ軽く散歩が一番です。


日光は眠気を飛ばすのには一番ですし、軽い運動は集中力を高める効果があることが知られています


逆にスマホをいじるのは絶望的に効率が悪いです。


よっぽど意識が高くないと、勉強に復帰できませんし、スマホで休憩しているつもりでも、脳は疲れていきます。先ほどの時間×集中力の集中力の部分が著しく落ちてしまうわけです。

暗記は減らすのが大事

暗記するものは増やすことよりも減らすことの方が大事です。


単語帳は覚えたら、マジックで塗りつぶして、両面全て覚えたら破いて捨てるくらいでちょうどいいんです。


英語でも古典でも知らない単語や覚えることが出てきたら、ノートにまとめて覚えようとする姿勢は持っている生徒は多いんですけど、それを減らす作業をする生徒は少ないです。


結果として、1周回すのにかかる時間が長すぎて覚えられない


そういう暗記系のまとめノートはルーズリーフで作って5枚超えないくらいで回していくのが一番いいと個人的には思っています。


覚えるものを減らしておけば、1周回すのに苦労もしませんし、結果的に同じ単語に触れる機会も増えて暗記のスピードがあがります。

情報戦に負けない

最後ですが、情報戦に負けないことです。


これはかなり重要です。


特に受験なんてほとんどの子がギリギリ合格を目指しているわけですから、情報戦で負けるようでは勝負になりません。


どんな問題が出て、配点はそれぞれいくらで、自分がここに弱いから時間はこれだけかけて、。。。


そういう作戦を持って勉強するのと、そうでないのとでは時間のかかり方が全然違います


もちろん何も作戦なんて考えずに、全て勉強しきって、何も問題なく受かるというのであれば、それがベストだと思います。


ですが、少なくとも受験について言えば、それができるのであれば、ほとんどの場合、受験校のレベルを上げた方がお得だと思います。


海外行く気は全くなくて東大なんて余裕です、ってお子さんにだけこの方法をお勧めします。


ですから基本的には情報はできるだけ早く、正確なものを集め、できるだけ早く正確な方向にスタートを切った人が有利であることを多くの子ども、保護者の方には認識していただきたいと思います。

まとめ

今回は、東大出身の塾講師が意識している勉強法の注意点をおさらいしました。その他、下の関連記事一覧から有用な情報も探していただければ幸いです。


それではまた、所長でした!



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