保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

英語の勉強 発音&発音記号#9

ども、所長です!
2週間50記事企画進行中です。(これが9記事目)


今回は英語の学習で、音(読み方)についての話です。同僚と飯食いながら話してた内容なんでどれだけ役に立つか分かりませんけど、かなり英語学習の本質的な側面に触れていると思います。


最終的に発音記号を必ず教えてあげてください、というメッセージにつながります。


それでは最後までお付き合いください。

音、読み方の認識

そもそも音を認識していない、という問題は実はかなり重要な問題です。


例えば、seeとsheの発音の違いを理解している中高生ってどれくらいいるんですかね?


日本語の「たちつてと」の中に子音が3種類あるのを認識している人ってどれくらいいます?


これはもっと大きく取り上げられるべき話題だと個人的には思ってます。


英語の音を認識せずに意味を覚えるってむちゃくちゃ大変です。


音を認識していない子どもたちにとっては


sybeffnhcs


という何の意味も持たない文字列と


important


という文字列を覚えるのは大差ない可能性が高いからです。


読み方のわからない漢字で意味を認識しているものってありますか?と問いかけるともっとスッと入ってくる人もいますかね?

発音記号

今、中学生の英語の教科書って必ず発音記号を習うように作られてます?


少なくとも塾で扱うワークはそういう風には作られていないのですが…


発音記号って中学英語の教科書には必ず語句ごとについているはずですよね。


中学当時の私はそれを見ながらなんとなくルールを覚えていきました。


ただよく考えたらなんで習わないんですかね?


しっかりデータを取ったわけではないんですが塾で教えてる子どもで発音記号がなんとなくでもわかる子は5%を下回っていると思います。


発音記号がわからなかったら、長文で出てきた単語を調べても発音を覚えようとしない。今は発音してくれる辞書だらけな気がしますけど、それでもしない。


だから記号を覚えるのと同じ作業を単語ごとにしなければならないんです。

接頭辞、接尾辞

発音を知らないから単語内の意味のまとまりが捉えられず、接頭辞、接尾辞が認識できない


接頭辞、接尾辞が認識できないから品詞をわざわざ単語ごとに覚えなければならない。


結果、私が認識している単語帳よりも彼らが認識している単語帳は相対的なボリュームが何倍にも膨れ上がる。


そして語彙力の成長が著しく遅い。


これが真実なのではないかと同僚と考察していました。どうでしょう?納得いただける説になってますかね?

まとめ

私たちの意見が正しければ、発音記号を覚えさせることや、新しい単語は毎回発音までセットにして暗記させることが非常に重要となります。


さすがに単語テストごとに一人一人発音してもらうわけにはいかないので単語テストは発音記号まで書くことをセットにしてやらせるとかの方がいいんじゃないですかね?


どう思います?


それではまた、所長でした!



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