メンタリストDaiGo最新刊「超効率勉強法」の感想・レビュー【やってはいけない!7つの勉強法とは?】
ども、所長です!
今回は勉強法に関する本の紹介です。
以前からメンタリストDaiGoさんの書籍は何冊か読んでいて、ためになるものが多いことは知っていました。
この度、勉強法に関しての本が出版されるということで、以前からAmazonで予約していたものが「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」という本。
これは皆さんにぜひ読んでいただきたいということで紹介することにしました。
メンタリストDaiGoさんとは
DaiGoさんはメンタリストとしてテレビなどにも出演されています。。。されていました?(最近はテレビでは見ない?)
現在はYouTubeやニコニコチャンネルなどでも、仕事、勉強、恋愛、生活に役立つ心理学、脳科学を中心に動画を配信されています。
その他、ビジネスやアカデミックな場所で講演などもなさっているようです。参加したことはないので詳細は分かりませんが。。。
テレビでよく見かけていたころは心理学を使ったマジシャン的なイメージが強かったですが、
心理学や脳科学といったサイエンスを生活に落とし込んだ著作が多数あり、ヒットしている作品も多くあります。
超効率勉強法の感想・レビュー
今回出版されるのが勉強法に関する本ということでさっそく読んでみた感想を記事にしてみようと思ったわけです。
ちなみに動画の方はDaiGoさんの話し方が少し合わなくて、何本か視聴して辞めてしまったのですが、書籍に関してはそんなこともなく、万人受けする本が多いと思います。
引用元が割としっかりしているのが大きな特徴です。
私は成功の体験談については偶々うまくいっただけの例もあると思いつつ本を読んでいくタイプですから、論文を引用してくれた方が安心感があります。
私自身、塾講師をしていることもあって、心理学や脳科学で役に立つものはどんどん取り入れたいと考えているタイプなのでDaiGoさんの本は非常にためになっています。
気になった項目
まず、私が気になった個所をいくつかピックアップしてみます。
第1章の「やってはいけない!7つの勉強法」では教育の現場でよく使われている方法で科学的に良くないものが7つピックアップされています。
目次はAmazonの中身チェックでも公開されていたので、引用しますね。
- ハイライトまたはアンダーライン
- 語呂合わせ
- テキストの要約
- テキストの再読
- 集中学習
- 自分の学習スタイルに合わせる
- 忘れる前に復習する
これらは全部科学的にはダメとのこと。詳細はネタバレになるので書けません。。。
どうですか?ご自身の勉強法でこの7つに当てはまるものがある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
これらの中には学校や塾、家庭教師などから宿題を出されるときにも指定される方法も多いと思います。
introductionの章からDaiGoさんの言葉を引用すると
学校の先生は教えるプロですが、決して学び方のプロではありません。そのため、最新の勉強法を習得し、実践しているケースがとても少ないのです。
とのこと。耳が痛いですね笑
他には「流暢性の罠」という単語が2章で出てきます。
これは私は以前から「分かったつもり症候群」と名付けて生徒に授業するときに注意していた項目で、
これの対策として「メタ認知リーディング」という手法を提案されています。
これも私は「疑問を持つこと」が大事と以前から生徒にはよく話していますが、これに良い感じの名前を付けてくださった気分で読み進めることができました。
他にも多くのためになる内容はあるのですが、ネタばれにならないように私が気になった項目だけ挙げていくと
- よく働く社員にボーナスをあげたら生産性が下がった
- BGMは勉強のジャマにしかならない
- 1日の勉強はキリの悪いところで終える
- カフェインは起床から90分後に
- 女性は数字が苦手との偏見を持つ教師に教わると女子の数学の成績が下がる
などなど、皆さんも気になる項目がありませんか?
この本の良かった部分
私が感じるこの本のいいところ(正確にはDaiGoさんの本一般に言えますが)は理論とテクニックの間のちょうどいい所を攻めているところです。
基本的に彼の書籍は学術論文を引用しつつ、生活に役立つテクニックを紹介していくスタイルで書かれますが、だからと言って専門性が高すぎて読めないことは基本的にはありません。
もちろん、結局その理論はどう応用すればいいの?というような疑問も残らないように運用のテクニックも具体的に書かれています。
逆に、経験談やテクニックだけを紹介する本を読むと、私は疑問ばかりが残ってしまって、「なんでそれで成功したの?なんでその方法をおすすめしているの?」といった状態になりますが、
アカデミックな実験を引用し、素人にもわかる言葉で解説しているので、塩梅が私にとってはちょうどいいです。
他の本は基本的にkindleで読んでいるのでわかりませんが、この本に関してはレイアウトも非常によかったので、300ページほどありますが、サラッと1周読むことができます。
私はのんびり本を読むタイプなので、2時間から3時間くらいかかりましたが、そのくらいの時間で読めました。
たとえばの話ですが、2時間で勉強の効率が数パーセントでも上がるのであれば、すぐに元を取れる本とも言えますね。
いい意味ではないところでちょっと気になる部分
あまりいい意味ではないところで気になる部分はほとんどないのですが、あえて一つ挙げるとすると、勉強の例が大学受験レベルのものが多いということですね。
漸化式、関数方程式、ハミルトンケーリーとか言われても、、、
という人はいるかもしれません。
ただ、これらは例としてたまーーーに出てくるだけなので、読み飛ばしても全く問題はないですね。
おすすめな人
この本がおすすめな人は
まず受験を意識し始めた高校生、or浪人生。
当たり前ですけど、2時間使って勉強の効率が数パーセントだけでも上がるのであれば、早めに読むに越したことはありません。
それから、これから資格試験などに挑戦したい、挑戦している最中の大人の方。
大人の方には丸っと皆さんにおすすめです。
学生時代にこういう本に出合っていればなあと思う方もおそらく大勢出てくるのではないかと思います。
勉強方法が変わるだけで資格試験の合格確率もぐっと上がります。
最後に教育関係者。学校、塾、などで、もしくは家庭教師として働いている先生ですね。
先に挙げた7つのやってはいけない勉強法や、私が気になった項目として挙げたものに少しでも興味のわいた方は間違いなく一読の価値ありです。
「アクティブすぎるほどのアクティブラーニング化」
という言葉も本文中に出てきますのでそちらに興味が沸いた方もぜひ。(少しだけ教育現場で使われるものとは意味合いが違うかもしれませんが)
ご自身の宿題の出し方についても指針を得られるはずです。
あまりおすすめしない人
文章自体の難易度的に、小中学生にはあんまりおすすめできないかなと思います。
ただ一部のレベルの高い中学や高校を受験することを目指す子どもたちには十分読めるレベルです。
あまり、読解力に自信のない小中学生は途中で飽きてしまうかもしれないので、親御さんが読んでみる方が良い気がします。
その他DaiGoさんの書籍
ちなみにこの他、数冊読んでいるのですが、その中でも勉強している方、そして社会人として働いていらっしゃる方ともにおすすめなのが「自分を操る超集中力」という本でして、これも時間のあるときにレビューします。
今回紹介した本と被る部分も大いにありますが、脳の体力的な部分に関してはこちらの本の方がフォーカスが合っています。
これも高校生以上の皆さんにお勧めできる書籍です。
教育関係者と、子育て中の保護者の方におすすめなのが「男女脳戦略」という書籍で、
いわゆる男脳と女脳の違いが行動や考えにどう表れるかということを書いてある本です。
ビジネス本といった表紙ですが、子育て教育にも多いに役立つ内容が書かれてあります。
これこそ、テレビに出ていた時代のDaiGoのメンタリズムの一部分を表現した本といいた感じです。DaiGo感満載です。
ブログを書いている方には「人を操る禁断の文章術」という本がおすすめです。
この本に書かれてあることをもう少し真面目に取り入れてブログを書けるようになればもっと見てくれる方も増えるかもしれませんが、まだ私は自分の文章には落とし込めていない状況です。
「相手の中に文章がある」というのが私の中では最も大きいキーワードになりました。
他にも書籍自体は多くあるのですが、自分が読んだものだけしか紹介しないスタイルでいくつもりなので、今回はここまでです。
まとめ
今回はメンタリストDaiGoさんの最新刊「最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法」の紹介でした。
気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょうか。
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それではまた、所長でした!
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