保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

4択系の文法問題集の使い方

ども、所長です!


今回は英文法の勉強についての記事です。


英文法に関しては一通り習った後は、4択問題などの参考書に移る場合が多いと思いますが、そういった参考書を扱う際の注意点についてまとめてみました。

4択系の問題集以前の話

今回は一通り文法項目は習い終わった方向けの記事を書いていますが、一応、まだ勉強しきれていない方向けにもおすすめの参考書を挙げておきます。


文法はチャート式の新々総合英語が一番おすすめです。


一通り、文法書として読むことと、時折演習問題として書かれてある問題を一通り解ききることで演習書としても利用でき


またその分量が丁度いいことがおすすめの理由です。


forestとかその改訂版のevergreenも文法書としては悪くないんですけど、少し易しすぎたり、量が少なかったりするかなあという印象です。


そのレベルでないと文法はちょっとしんどいという方はスタディサプリの方がおすすめです。



そのレベル帯の方は、やはり人に教えてもらう方が早いですね。


塾や家庭教師もいいと思います。


文法書は一通り読み切って、ひとまず文法項目別に演習をしたいという方は「基礎英文法問題精講」がいいです。


世間的にはそれなりに文法が頭に入っていないと厳しいといったような、この問題集は少し難しめという風潮があるかもしれませんが、


正直このレベルを一人で勉強できない人は自分の力だけで文法を勉強するには力不足といった感じです。


受験までの時間は限られていますので、タラタラと易しい問題集から一人でやっていくよりは人の手を借りた方が良い大学に受かるでしょう。

4択系の問題集

さて話を戻して、4択系の文法問題集についてです。


例を挙げると、


のようなものがあります。


かなり種類は豊富ですけど、基本的には何か1冊を選んでちゃんとやり切れば十分です。


まず誤った勉強方法とそうならないように注意することをいくつか挙げておきます。

誤った勉強の仕方と注意点1

誤ったやり方の一つ目は正解した問題の解説を読まないことです。


もちろん3周目とかになってくると解説もある程度頭に入っているでしょうから、あまり解説を読むことに意義はありませんが、


1周目は必ず、2周目は自分が賢いという自覚がない方は必ず、正解した問題の解説も読むべきです。


そして、このやり方をしている人に限って、文法の用語がなかなか頭に入らないです。


いつまで経っても、品詞の感覚が弱かったり、「時と条件の副詞節」みたいなワードが頭に残っていなかったりします。


他の問題集も基本的には同じですが、合っている問題についても解説を読む習慣をつけるようにしてください。


そして、必ず解説中に出てくる文法用語も覚えていってください。

誤った勉強の仕方と注意点2

2周目以降の話ですが、正解の選択肢しか意識せずにインプットすることも誤った方法のひとつです。


そもそも、これらの参考書は文法問題に触れるためにあるわけですから、


穴抜きになっている場所に正解の答えを入れたものだけ何回も何回も見たり読んだりしても、それは文法問題の練習にはなっていません


それは例文暗記をしているだけです。


例文暗記を目的にその方法を取っているのであれば問題ないですが、例文暗記をしまくったからといって、文法問題ができるようになるかは別問題です。


ちなみにそういう類の暗記ももちろん大事ではあるのですが。


ですから、4択系の問題であれば、不正解の3つの選択肢にも気を配る必要があります。


たとえば一例ですけど、


この問題は関係副詞を入れなければいけない所。もしat whichという選択肢があればそれでもよかったんだけど、ここにはwhichしかないからダメで、となるとwhereかな


みたいに頭を働かすことができるかどうかが重要です。もう少し良い例が挙げられれば良かったのですが。。。


もちろん熟語やら語法やらの問題に関しては3択の方の選択肢についても、それぞれ意味を言えるかどうかひとつずつチェックする必要があります。


そうして最終的には、「この問題は関係副詞と関係代名詞の違いを認識できるかどうかの問題」というように暗記をしていくのが文法問題ができるようになる問題集の使い方です。

誤った勉強の仕方と注意点3

そして最後にですが、完璧主義というのはあまり良くないです。


文法問題が出ない大学を受けるのであれば、先に挙げた文法問題集はあくまでも「あー、これは見たことあるな」という既視感さえ得られればクリアです。


ひとまず、4択系の問題集は2周から3周くらいで9割ほどできるようになっていれば十分です。


センターを受ける方も、二次試験などで文法系の問題が出る方も、同じくらいで十分です。


その場合はバラバラに並んでいる問題集に取り組んだり、過去問に取り組んだりした方が賢明です。


特にセンター系の問題は、過去問もマーク模試系の問題集も多くありますから、そちらに移行することが経験上もっとも効率のいい学習のルートです。

まとめ

4択系の問題集にポイントを絞って注意点を解説してみました。


参考になっていれば幸いです。


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それではまた、所長でした!


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