保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

志望大学を考える【偏差値?立地?費用?奨学金?オープンキャンパス?公開講座?就職?】 #43

ども、所長です!
2週間50記事企画進行中です。(これが43記事目)


大学を調べるときにどのようなことを考えていらっしゃいますかね?

大学を決める基準などをまとめていきたいと思います。

偏差値、ネームバリュー

まず何を言っても偏差値とネームバリューだと思います。


当然ネームバリューと偏差値はほぼ比例します。


模試の結果には偏差値が書かれてあったり、大学ごとの合格基準でA判定からDやE判定というのが割り振られてあったりします。


将来やりたいことがない子どもこそ学歴という保険は大事だと私は考えています。


極論ですが、今、将来、なにをやりたいのか分からない子どもほど、東大に行くべきです。

立地

当然、立地も重要になってくると思います。


東京と名前がついているのに千葉だったりすることはわりとありますし、


1年生のうちは地方で寮生活です。


という学部もあったりします。


地方ならではかもしれませんが、


その地方の1番の大学ならそこそこ勉強もできるし、安心して行かせられるんだけど、それより下の丁度いい大学がなくてどうしよう。


これもかなりよくある悩みの1つだと思います。


東京や大阪が近い方は大学が多く、なんとでもなるんですが、そうでない場合は滑り止めを考えなければなりません。


リサーチは早めにすべきです。

費用

2つ目にも関わってきますが、費用もかなり重要です。


まず国立大学は文理どちらも年間50万円台の授業料+アルファです。


私立になると文系だと100万円から、理系は150万円から、といった大学も多くなってきます。


もちろんおおよそ学力レベルの高い大学ほど、授業料は安いです。


また医学部などは私立の場合、全く別世界の授業料が掛かってきます。ですが、これは多くの場合世間的に知られていることだと思いますので、解説は省きます。


そして、費用に関しては授業料だけではありません。


一人暮らしになると、家賃や食費などを含む生活費も掛かってきます


東京は特に家賃は地方と相場が全く違いますからこれも調べておくといいですね。

奨学金

奨学金の制度についても早めに調べておいた方が有利な場合が多いです。調べてみるともう募集が終わっていた、というのもよくある話です。


国からの奨学金都道府県からの奨学金、大学からの奨学金(授業料免除含む)とあり、その中でさらに借りるタイプともらうタイプがあります。


もらうタイプの奨学金は時代によって増えたり減ったりするようです。


都道府県からのタイプのものはそこから外に出る人向けのものもありますが、帰ってくることが条件だったりする場合もありますので、丁寧に調べるといいですね。


国公立なら案外奨学金とアルバイトだけでもやっていけると思います。

オープンキャンパス公開講座

最後にオープンキャンパスですが、地方から東京に出てきてというのは割と大変ですよね。


とはいえ、私も高2のときにたしか東大に行きました。あのときは学校のシステムでだいぶ割引が効いて東京まで出て行くことが出来たのだったと思います。


オープンキャンパスに行くと、そこの大学の学生がどのくらいハッチャケているかはおそらく分かると思います。


ただ、真面目な側面を見るのは割と難しいのではないかと思います。


可能であれば公開講座などにも参加するといいと思います。公開講座は宣伝の意味も込めて、大学もある程度力を入れてやりますから、真面目な部分を見るには打ってつけかと思います。

就職

最後に就職の面ですが、これはどこで働きたいかというのはかなり大きいと思います。


東京で働きたいけど、北海道や沖縄の大学に進学しました、というのは就活時期のストレスがとんでもないことになると思います。


不可能とまでは言いませんけども。


逆に地元に帰って働きたいというのであれば中途半端なレベルの都会の大学に行く程度なら地元で1番の大学に行く方が就職には有利な場合もあるかもしれません。

学部選択

最後に学部ですが、ポジティブな理由で選ぶのがベストだと思います。


これとこれとこれは興味ないから結局この学部になった、


という形よりは「こんなことに興味があるから」という形の方がいいに決まっています。


経済学部と経営学部の差がわからないのに両方とも受験していたり、


理学部と工学部の差がわからないのに両方とも受験していたり、


そういうパターンもあります。


もちろん入学してみれば案外どうにかなった、というパターンがほとんどだと思います。お金の問題は子どもだけでは解決できないこともありますが、少なくとも学部は子ども主体で考えるべきことかなと思います。

まとめ

今回は簡単に大学を考えるポイントをまとめました。それぞれの詳細を調べるのは個人個人の仕事だと思いますので、「あ、これは調べてなかった」というものが一つでもあれば参考になったかなと思ってます。


それではまた、所長でした!



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