保護者と先生の集会所

保護者と先生の集会所

アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

いつから受験勉強始めればいいの? #23

ども、所長です!
2週間50記事企画進行中です。(これが23記事目)


今回はタイトルどおりの話なんですけど、塾講師をしているとこんな相談を受けることがよくあります。


「受験勉強っていつから始めればいいですか?」


子どもに聞かれることもあるのですが、その場合に限っては少し辛辣な意見を私は持っています。

子ども発信の「いつから?」

子ども発信の「いつから始めればいいか?」という言葉は、発せられた時点でその答えは決まっています


「今からです」


もちろんただ私が厳しい先生だからという理由ではないんです。

「いつから?」の前提

前提として「いつから?」発言には隠された心理が入っている場合がほとんどです。


「(まだ受験勉強したくないんですけど)いつから受験勉強始めればいいですか?」


これが本心です。受験勉強をしたくない理由は「遊びたい」であったり、「部活がしたい」であったり、と様々だと思いますが、この隠された心理に私は敢えて直球で挑むことにしています。


なぜなら、その心理に子どもは無自覚な場合が多いからです。

無自覚に気づかせる

そもそも、受験勉強したくもないのに、「いつから」なんて聞くのはその子どもが受験に対して不安を抱いている証拠です。


でもその不安に自分自身が気づいていない可能性がかなり高いです。


不安に気づいている子どもは「いつから」ではなく「何から始めればいいのか」を質問してきます


「そんなこと聞くってことはぶっちゃけそろそろ勉強しなきゃヤバいかなって思ってるんじゃない?」


くらいのスタンスで会話を始めることが多いですかね。

保護者発信の「いつから?」

保護者発信の「いつから?」については明確に答えるのが難しいです。


結局正しい答えは今の子どもの学力と志望校の学力の差で決まります


極論、どこでもいいから行けるところに進学できればいいやと本気で思うなら、受験勉強する必要はないですし、逆に偏差値が20も30も離れた学校を志望するなら、去年からスタートしなければ間に合いませんと、非現実的に回答するしかないこともあります。


与えられた情報が具体的であればあるほど、アドバイスもしやすいのは事実ですから、子どもと保護者いつだって志望校を含め、将来の話をできる関係を維持しなければならないと思います。


もちろん反抗期のお子さんもいらっしゃるので大変な部分もあるのはしかたないのですが、そういうときは間に挟める第三者を用意しておくのも大人の役割かなと思います。

ちなみによく言われている例

ちなみにということで、ふわっとした情報だけ補足しておきます。


地域の高校受験はほとんどの場合、中3の春からスタートすれば間に合います。


大事なのは夏をフルアクセル(10時間×40日を想定)で過ごせることです。ロースターターは最低でも春からは勉強しなければなりません。


全国でも名の知れた高校はそれでは間に合わない可能性が高いです。


ほとんどの場合2年くらいは準備していると思います。才能があれば別なんですけど。。


大学受験はMARCH以上は2夏は最低でも必要とよく言われます。


これも才能にある程度依存するんですけど、さすがに東大レベルになると開成の子だろうが灘の子だろうが2年くらいはまじめに勉強してます。

まとめ

今回は受験勉強をいつ始めるかに対する回答回でした。


それではまた、所長でした!



関連記事
shukaijo.hatenablog.com
shukaijo.hatenablog.com
shukaijo.hatenablog.com