規則性を考えること&数式で表現すること【抽象化、一般化】~算数と数学の違い~#49
ども、所長です!
2週間50記事企画進行中です。(これが49記事目)
今回はこちらのプレジデントオンラインの記事の感想文的なものです。
頭のいい子なら解ける「算数パズル」4題 | プレジデントオンライン
算数と数学の違い
この記事は算数脳についての記事なわけですが、皆さんは算数と数学の最も大きな違いは何かわかりますか?
それはタイトルにもしましたが、抽象化や一般化と言われる作業が入るか否かということです。
小学生の頃までは算数で困らなかったのに、中学生になると数学に困るようになったというのは、もちろん他の要素も多くありますが、一つにはこの抽象化が苦手という部分があるでしょう。
規則性を見つけることはできるのに…
塾で教えていると、数学が苦手な子どもでも割と多くの子どもが、先ほどの記事にあるような規則性を見つける作業まではできます。
一方で、それを数式(数列などを含む)に表す段になって途端に拒絶反応を起こしてしまうことがあるんです。
y=2x+5 だとすんなりと計算に進めるのにも関わらず、
y=ax+b になると手が止まってしまう。
AIの苦手なこと
少し話は変わりますが、
近年、教育業界でもAIの発達は注目を浴びています。
AIの一つ苦手な部分としてはインプットにビッグデータが必要なことがあります。
人間は、くちばしがあって、羽があって、空を飛ぶ生き物を、3回、4回「鳥だよ」と教えると、違う種類のものでも「あれは鳥かな?」と思えるわけですが、これは一般化の力のたまものです。
一を聞いて十を知るというやつです。
AIも同様のことはある程度の精度で出来るでしょうが、その精度はインプットしたデータ量に依存します。おそらく人間のように3件、4件から全体を想像して把握するところまでいくのはまだまだ難しいのではないかと思います。
数学を勉強する意味?
私は「数学を勉強して何の役に立つのか?」とよく聞かれる立場ですが、私は「中学、高校の数学すらできずに何の役に立てるのか?」という気分にさえなってくるわけです。
もちろん、人によって理解のスピードは違いますから中高の6年で学校教育で習う全てを理解しろとは言いませんが、ただ、時間さえかければ理解できる能力を持っているに越したことはないと思います。
まとめ
今回はプレジデントの記事の感想文的な記事でした。少し脱線している気もしますが。。。
プレジデントオンラインは結構教育に関連ある記事も頻繁にあがってますから割とおススメですよ。
それではまた、所長でした!
関連記事
shukaijo.hatenablog.com
shukaijo.hatenablog.com
shukaijo.hatenablog.com