保護者と先生の集会所

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アラサー高校物理の執筆をする「しがない個別指導塾講師」が子どものため、親のため、先生のために少しでも役立つ情報を発信するためのブログです。

大人のための中学英語学び直しブログ講座#12

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」の順とは少し異なるのですが、


先に"whose"という疑問詞を扱っていきます。


2種類使い方があるので、それをそれぞれ覚えればお終いなので、それほど重い内容にはならないはずです。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回までに習った人称代名詞の使い方は今後、解説することなく使うことがほとんどとなりますから、


今回も宿題には出しますが、しっかり覚えてください。


ちなみにそろそろ、発音記号はマスターしましたか?


毎回きちんと辞書で新しい単語を調べて、


その度に発音記号と発音を合わせて確認していれば、


そろそろ発音記号もある程度自信を持てるところまでは来ているはずです。


カタカナ表記されている発音だけで覚えようとしていると


"th"のような音は正しく発音できないのはもちろんのこと、


"she" と"see"の発音の違いなんかもあまり正しく認識できないのではないかと思います。


ここ何回かの講座で発音記号はサボっていたという方はここから改めて発音記号にも注意してください。

例文1

ではさっそくこちらの例文から始めていきましょう。


「これは誰の自転車ですか?」「私のです。」

「whose +名詞」で「誰の名詞」

少し復習から入りましょう。


「これは何ですか?」の場合には以下のように英文にしていましたね。


What is this?


「何」という部分が疑問詞の"what"になって前に出てきて


"what"の後ろは疑問文の語順でした。


今回は「何」の部分を「誰の自転車」に変換すればいいだけです。


「誰の名詞」というのは"whose"の後ろに名詞を続けて「whose+名詞」という1セットを作り、


それを疑問詞扱いすることで解決します。


よって、例文は


Whose bicycle is this?


とすれば完成です。

答え方

Whose 名詞~~


のような形で聞かれたら、独立所有格を使って


同じ名詞を2度使うことを避けます。


ちなみに英語には同じ語句を避けようとする特徴があるということもついでに知っておくといいでしょう。


今回はさらに"this"について聞かれているので、"it"で返さねばなりません


結果的に答え方は


It's mine.


となります。

例文

これらは誰の本ですか?彼のです。→ Whose books are these?--They are his.


こちらの男の子は誰の生徒ですか?彼女の生徒です。→ Whose student is this boy?--He is hers.


複数のことについて聞きたかったら、Whose+複数形になることに注意です。


例文2

先ほどの"whose"については所有格とか、"this"の形容詞的な使い方に非常に似ています。


今度は少し違う形で"whose"を使います。


「このコンピュータは誰のものですか?」

独立所有格と同じ使い方の"whose"

さて、次は「誰のもの」を疑問詞にしたいわけです。


実は"whose"には独立所有格と疑問詞の役割を同時に果たす意味もあって、


1語で「誰のもの」という意味にもなります。


今回の講座までの内容を理解していれば、これだけのヒントで、例文を英文訳できるでしょう。


答えは


Whose is this computer?


です。

例題

このかわいい犬は誰のですか?→ Whose is this cute dog?


このノート(複数)は誰のですか?→ Whose are these notebooks?


ここでもやはり複数形に注意ですが、"whose"単体で複数の意味を表すことは可能です。

総合復習パート

人称代名詞の復習

人称代名詞は前回の独立所有格で全て出そろいました。


と言ったんですけど、実は「誰」という「疑問詞+人称代名詞」のセットも前回の人称代名詞の1セットの中にいれることができます


ということで、以下の全てを主格、所有格、目的格、独立所有格の順にリズムよく言えるようになってください。


「わたし」→ I, my, me, mine


「あなた」→ you, your, you, yours


「彼」→ he, his, him, his


「彼女」→ she, her, her, hers


「私たち」→ we, our, us, ours


「あなたたち」→ you, your, you, yours


「彼ら・彼女ら」→ they, their, them, theirs


「だれ」→ who, whose, whom, whose


"whom"に関してはまた改めて習いますので、お楽しみに。


まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の12の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは"whose"の使い方でした。


所有格と同じ使い方もできますし、独立所有格と同じ使い方もできます。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の4・5・9・10・12の瞬間英作文。(人称代名詞の復習です)
  • 後の講座に備えて曜日と日付の言い方まで英語で言えるようになっておく。参考↓

【保存版】英語で表現する曜日・日付の書き方・読み方まとめ | English Lab(イングリッシュラボ)┃レアジョブ英会話が発信する英語サイト
ただし、発音記号はちゃんと辞書で調べてください。


それではまた、所長でした!



前回の講座
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このシリーズは文末のお知らせも減らしてお送りします。


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関連記事
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大人のための中学英語学び直しブログ講座#11

ども、所長です!


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スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は人称代名詞の独立所有格の学習です。


前回の目的格と割と使い方は似ている部分もありますが、全く意味が異なるので、しっかり理解してくださいね。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回も書きましたが、人称代名詞はどれを使うんだっけ?


少しでも考えているようではお話になりません。


とはいえ、誰もがすぐにできるようになるものではありませんから、


しっかり宿題で練習して、考えなくても体で覚えているというような状態にすることが大事です。

例文1

それでは今回は次のような例文からです。


「このカメラは彼女のものです。」

まずは形容詞の"this"の復習から

今回の内容はそんなに多くないので、復習を少し混ぜて、


あとは少し宿題を多めにというイメージで考えています。


さて、さっそく"this"の使い方を思い出しておきましょう。


1つ目は「これ」という名詞の形でした。


主語に来るパターンを学びましたが、目的語や補語に来るパターンもあります。


あとで学びなおします。


そして、2つ目は「この」という意味を表す形容詞的な使い方でした。


「このペン」は"this pen"という形にしてこれを1セットの名詞として見れば良いわけですね。


「このカメラ」もこれと全く同じ使い方です。


"this camera"とすればいいですね。

2回言うのを避ける。

たとえば、今回の例文ですと、「このカメラは彼女のカメラです。」


と言い換えてやると今まで習った文法だけでも英文にすることができますね。


どう書けばいいですか?


This camera is her camera.


とすればいいですね。


ただ、このbe動詞の後ろの補語にあたる部分。


日本語でも、わざわざカメラを2回言うことはないですよね。


だれそれ「の(もの)」みたいに省略した言い方をします。


人称代名詞には、その意味を表す形があってそれが以下の通りです。


「わたしのもの」→ mine


「あなたのもの」→ yours


「彼のもの」→ his


「彼女のもの」→ hers


「わたしたちのもの」→ ours


「あなたたちのもの」→ yours


「彼ら(彼女ら)のもの」→ theirs


またまたこれらは全部発音も含めて覚えてください


これらを人称代名詞の独立所有格と言います。


この表現を使うと例文は以下のように英文に訳すことができます。


This camera is hers.

例題

さて、これまでに習った色んな文法の復習もしつつ、


独立所有格に慣れるように例題を見ていきましょう。


あれはあなたの?それとも彼の?→ Is that yours or his?


私は私たちのアイデアは好きです。彼女らのはあまり好きではありません。→ I like our idea. I don't like theirs very much.


これらの花は私たちのものですか?→ Are those flowers ours?


あなたのは新しい。わたしのは古い。→ Yours is new. Mine is old.


複数形の「だれそれのもの」という場合にも同じ形で独立所有格が使えます


総合復習パート

人称代名詞の復習

さて、人称代名詞は今回の独立所有格で全て出そろいました。


ということで、以下の全てを主格、所有格、目的格、独立所有格の順にリズムよく言えるようになってください。


「わたし」→ I, my, me, mine


「あなた」→ you, your, you, yours


「彼」→ he, his, him, his


「彼女」→ she, her, her, hers


「私たち」→ we, our, us, ours


「あなたたち」→ you, your, you, yours


「彼ら・彼女ら」→ they, their, them, theirs


もちろん読み方もちゃんと覚えないと意味ないですよ。


"us"のことを「うす」なんて読んでいないですよね?


また、それぞれの使い方も文法的に説明できるようになっておいてください。


主格は主語Sになる形です。


所有格は「所有格+名詞」で「だれそれの名詞」という意味になります。


目的格は一般動詞の目的語Oになる形です。もしくは前置詞の目的語にもなりました。


独立所有格は「だれそれの(もの)」を意味して、名詞として使われます

名詞の入る場所

英語で名詞が入る場所は限られています。


その場所を覚えておくといいですね。


まずは主語Sの位置に名詞は来ますね。


This is ~~.


のThisは名詞の「これ」です。


そして、補語Cの位置にも名詞は入ります。


This is an apple.


の"an apple"はセットで名詞と思ってください。


次に目的語は一般動詞の目的語のときと、前置詞の目的語の時があります。


He plays the piano for Ann.


この"the piano"は"play"の目的語Oで、


"Ann"という人名は"for"の目的語です。

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の10の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは人称代名詞の独立所有格の使い方でした。


それから人称代名詞の復習と、名詞の位置に関する復習を行いました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の4・5・9・10の瞬間英作文。(人称代名詞の復習です)
  • 後の講座に備えて1~100まで英語で言えるようになっておく。参考↓

数字の1から100までの英語表記一覧 - キーワードノート
ただし、発音記号はちゃんと辞書で調べてください。

それではまた、所長でした!



前回の講座
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関連記事
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大人のための中学英語学び直しブログ講座#9

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「いくつの名詞?」とか「どれくらいの量の名詞?」といった形の疑問文の学習です。


前回と前々回の一般動詞の疑問文が分かっていなければ全滅するので、


もし自身のない方は前回と前々回をしっかり復習したうえで今回の講座に臨んでください。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


2回に分けて1節分をお届けしたので、少しややこしく感じる部分はあったかもしれませんが、


ちゃんと瞬間英作文に取り組めていれば今回の講座も十分理解できるはずです。


宿題をサボらないようにしっかりついてきてくださいね。

例文1

最初の例文は次の文章です。


「あなたのおじさんはいくつの本をもっていますか?」

「how many+可算名詞」

まずいくつの本というのは疑問詞の"how"を使って以下のように表現します。


"how many books"


これを1つの疑問詞のセットだと思ってください。


その後にどのような形が続くか思い出せますか?


疑問詞の後は疑問文の順番ですね。


今回の場合は「いくつの本を」の部分が疑問詞として文の頭に出てきてくれるので、


「あなたのおじさんは(いくつの本を)持っていますか?」の部分を疑問文にすればいいですね。


持っているは英語で"have"。


あなたのおじさんは"your uncle"です。


主語は何人称ですか?


そうです。三人称ですね。


三人称のときには、一般動詞には"s"がくっついてくるのですが、


疑問文と否定文のときには動詞が"s"をもらう形になるのではなくて、


doの部分がもらう形になるのでしたね。


ということで、例文の英文訳は


How many books does your uncle have?


となります。

所有格の復習

人の場合は「だれそれの」にあたる部分を作るときに所有格になるという話をしました。


覚えていますか?


「私の」は"my"、「あなたの」は"your"、「彼の」は"his"、「彼女の」は"her"、「私たちの」は"our"、「あなたたちの」は"your"、「彼ら(彼女ら)の」は"their"でした。


それぞれ読み方も含めて思い出しておいてください。


次回、目的格、その次の回に独立所有格を扱うので、これまでに習った主格と所有格の復習は必須です。

文のどの要素か

"what"を使うときにも、疑問詞が文のどの要素になるのか、という話をしました。


たとえば、「あなたは何が好き?」


だったら、


You like ~~.


の~~の部分が"what"になって前に出てくるので、


What do you like?


"what"は目的語のOの役割だという話をしました。


(likeの後には目的語が来るのでしたね。)


今回はどうでしょう?


Your uncle have ~~.


の~~の部分が"how many books"になって前に出てくるので、


この1セットはセットとしては目的語のOの役割を担っています


この文のどの要素になっているのか、という考えは以前にも話したとおり、


少し難しいので、少しずつ慣れていけば大丈夫です。

例題

あなたは何か国語話しますか?→ How many languages do you speak?


このクラスには何人の生徒がいますか?→ How many students does this class have?


彼らの父は何台の車を持っていますか?→ How many cars does their father have?

例文2

次は尋ねる名詞の種類が変わります。


「あなたは毎日水をどれくらい飲みますか?」

可算名詞と不可算名詞の復習

さて、以前説明した可算名詞と不可算名詞の復習をしておきましょう。


ここまでに出てきた"how many 名詞(複数形)"は実は可算名詞の数を知りたいときに使う表現でした。


例文2では水の量を尋ねたいわけですが、水すなわち"water"は不可算名詞です。


不可算名詞は「形がはっきりしていない」という特徴がありました。


"information"とか"idea"は形がありませんし、


"water"や"milk"は容器に入れて初めて形を持ちます。


もう少し発展的な所でいくと、"money"も形がありません。


形があるのはコインや札などであって、「お金」そのものには形はないと考えるのが英語の考え方です。


こういった不可算名詞の量を尋ねたいときには


"how much 名詞"


という形を使います。


あとは先ほどと同じなので、例文2もすぐに英文に訳せて以下のような文になります。


How much water do you drink every day?

答え方

不可算名詞の場合には答え方に少し注意をしなければならない場合があります。


どれくらい水を飲むの?と言われたら、少し答えにくいですよね。


英語ではこういうときには容器に入れて答える答え方を時々使います。


たとえば、


I drink two bottles of water.


ボトル2本分飲みます。


のような感じですね。


以前にも少しだけお話したのですが、覚えていましたか?

例題

彼のいとこはどれくらいお金を持っていますか?→ How much money does his cousin have?


彼らはどれくらいの牛乳が必要ですか?→ How much milk do they need?

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の8の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは数や量の尋ね方でした。


可算名詞のときには"how many 名詞"


不可算名詞のときには"how much 名詞"をつかうということを学びました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の8の瞬間英作文。
  • 主格と所有格の復習。


それではまた、所長でした!



前回の講座
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大人のための中学英語学び直しブログ講座#8

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スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


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今回は一般動詞の中でも少し形の変わる三人称単数が主語になる場合を考えていきます。


なんだかややこしそうな文法用語ですよね。


三人称単数なんて言われると。


ですが、初めに言ってあるとおり、こちらの講座では真面目に文法用語も覚えていくのが1つの目標になっていますから、


諦めずにしっかりついてきていただければと思います。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回は一般動詞という新しい概念を勉強しました。


次に一般動詞も少し形が変わることを勉強しておきましょう。

例文1

まずはこちらの日本文を英文に直してみましょう。


「彼女は日本語を上手に話す。」

人称とは?

日本語でも人称というのはあるので、それを知っている方でしたら、英語の人称も素直に受け入れられるでしょう。


それほど難しいわけではありません。


まず自分のこと、ずなわち「私」に関しては第一人称


目の前の相手のこと、すなわち「あなた」に関しては第二人称


それ以外、たとえば「彼」「彼女」「それ」「これ」などなどは第三人称という名前を付けて分類します。


be動詞の使い分けを人称という概念を使ってまとめなおしてみましょう。


まず複数はどの人称でも"are"を使っていました。


単数に関しては、どうでしたか?人称を使って分類できますか?


第一人称が主語にくるときには"am"でした。


第二人称の主語のときには?


"are"ですね。


それ以外の第三人称は?


"is"でしたね。


一般動詞に関しても実は分類しなければならないんですけど、be動詞よりは簡単です。

三人称単数

前回の講座で、実は「単数かつ第三人称」以外の主語は練習しています。(一応全部人を主語にしましたが。)


ということは逆に言えば、単数かつ第三人称に関しては一般動詞も違う形を使わなければならないということです。


今回の例文は「彼女」が主語ですから、


三人称であり、かつ単数ですね。


この場合には"s"もしくは"es"を一般動詞に付けるというルールがあります。


"s"をつけるか"es"をつけるかは名詞を複数形にするのと同じルールです。


一般動詞の最後の音がどうなっているのかに注意して勉強していってください


もし忘れているなら、名詞の複数形について勉強のし直しです。


。。。が、例題なんかを見ているうちに少しずつ慣れていく方が実は効率よかったりもするので、


慣れるまでいろんな形の名詞の複数形だったり、三人称単数の一般動詞を見て学んでいってください。

副詞well

さて、最後に"well"という副詞を扱っておきましょう。


副詞はこれまでに"very"を勉強しています。


"very"は形容詞の頭にくっついて「とても」という意味を表すなんて説明をしました。


"well"に関しては文の最後に来て、一般動詞の意味を強めます


今回の例文だと「上手に」という意味を一般動詞の「話す」に付け加えます。


というわけで、ここまでをまとめて、例文を日本文に直すと、


She speaks Japanese well.


となります。


例題は否定文と疑問文をまとめてから、やってみましょう。少し我慢して次の文法も学習してください。

例文2

次の例文は否定形です。


「彼女は上手には日本語を話せません。」

三人称単数は否定も疑問も注意

be動詞のときにも、人称によって形に変化を受けるのは、否定文も疑問文も同じです。


一般動詞のときには"do"ではなく"does"を使うというのが、三人称単数のときのルールです。


まず復習として、三人称単数以外の主語についてまず見ておきましょう。


私はあまり上手には日本語を話せない。


というのは、以下のように英文にできます。


I don't speak Japanese well.


先に答えを書くと、


She doesn't speak Japanese well.


となります。


三人称単数の"s"は"do"に吸収されると考えるのが正しい発想です。


その結果、"speak"はもとの形に戻っているわけですね。


一気に疑問文までいっておきましょう。

例文3

「彼は学校で英語を教えていますか?」「はい教えています」

疑問文も"do"に"s"を押し付ける

さて、疑問文もまずは三人称単数以外の文を復習します。


「あなたは英語を教えていますか?」は


Do you teach English?


とすればよかったわけですね。


そこに三人称単数の発想を付け加えるだけです。


"Do"に"s"を付け加えると、「彼は英語を教えていますか?」は簡単に英文にできます。


Does he teach English?


となります。

「前置詞+場所」=「~~で」

「どこそこで」というものを書きたかったら、英語では「前置詞+場所」という形で表現することができます。


今回は「学校で」という意味を表すものだけ紹介しますが、覚えるべき前置詞というのは本当はもっとありますし、


前置詞というものはイメージを覚えていくことが必要です。(余裕があったら今度書きます。)


「学校で」というのは"at school"と表現することができます。


というわけで、例文の疑問文は以下のように英文に直せます。


Does he teach English at school?

答え方

答え方はいつも通りですが、三人称単数の主語で答えなければならない場合にはこれまでと同様の発想をすればいいです。


まず、三人称以外のときには、このような例で思い出してください。


「あなたは学校で英語を教えますか?」「はい教えます」


Do you teach English at school?--Yes, I do.


"do"で聞かれたら"do"で返せという風に前回表現しました。


同じことを三人称でも表現します。


"does"で聞かれたら"does"で返せですね。


"Does he teach English at school?"--"Yes, he does."


という風に返せばいいわけです。


もちろん"No"のときにも


"No, he doesn't."


とすればOKです。

例題

それでは、満を持して例題をいくつか見ておきましょう。


例題の中でいくつか新しい英語も少しだけ覚えておきましょう。


ジョンも野球が好きです。→ John likes baseball, too.


彼は毎日サッカーをします。→ He play soccer every day.


彼はたくさんの本はもっていない。→ He doesn't have many books.


彼女は野球が好きではない。→ She doesn't like baseball.


彼は動物が好きですか。はい、好きです。→ Does he like animals?--Yes, he does.


彼女は学校で数学を教えますか。いいえ、教えません→ Does she teach mathematics at school?--No, she doesn't.


彼は何が好きですか?英語が好きです。→ What does he like?--He likes English.


最初のジョンという主語は一人称でも二人称でもない三人称です。


", too"は「~~も」を表す副詞です。


"every day"は「毎日」を表す副詞です。


詳しくは今後解説するかもしれませんが、今の所は「副詞」であることを認識しておけば十分です。


そして最後は"what"という疑問詞を使った例ですが、今までと同じ使い方なので、あえて解説はしませんでした。

まとめ

ここまで来れば、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の7の文章は全て理解できます。



今回覚えたのは主語が三人称単数の一般動詞の使い方でした。


疑問文や否定文では"do"に"s"を押し付けました。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の7の瞬間英作文。


それではまた、所長でした!



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としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


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今回は「一般動詞」という文法用語を必ず覚えてもらいます。


少し今までとは毛色が変わるので、面白くもあり、難しくもある回なので、しっかり読んでついてきてください。


かなり重めの内容になってしまうので、パート1の7に対応するものは2回に分けてお送りしようと思います

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


前回までで、be動詞の勉強は一旦区切りがつきました。


そこまでの内容が完璧になっている状態で今回に臨まないとこれから少し大変になってきます。


中学生の早い段階で英語に挫折する生徒はここまでのbe動詞を完璧にしないまま


今回の一般動詞の内容に入ってしまう生徒です。


ですので、改めて、前回までの内容に自信のない方は一旦今回の勉強に進むよりも復習を優先してください。

例文1

今回は以下の日本文を英文にするところから始めます。


「私はピアノをもっています。」

イコールの関係の時だけbe動詞

前回まで習っていた内容は必ずbe動詞が文の中に入っている形でした。


そして、be動詞はイコールの関係を表すのだという話を何度もしてきました。


今回は日本文の中のどこにもイコールの関係がありません。


「私」イコール「ピアノ」じゃないですもんね。


こういったイコール以外の関係を表す文章には必ず「一般動詞」が必要です。


一般動詞というのは日本語において


「食べる」「行く」「変える」など主語の動作を表すものや、


「知っている」「持っている」などの主語の状態を表すものがあります。


今回の場合には「持っている」という意味を表す一般動詞が必要ということですね。


ここで挙げた日本語の動詞の例は本のわずかで、


それに対してだけでも1語1語対応する一般動詞があるので、これを覚えていくのはそれほど楽ではありません


だからこそ練習が必要なわけですね。

主語S+動詞Vの順は必ず守る

英語の語順は基本的にはSが来て、その後にVが来ると勉強しました。
(be動詞の場合には疑問文のときだけ語順が変わりますけど。)


今回の例文ではまず、主語の「私」つまり"I"が文頭にきます。


続いて、動詞のV「持っている」を表す"have"が来ます。

目的語とは?

"have"の後ろには目的語というものが必要です。


「私は持っている」だけ言われても「何を?」と思うのが自然ですから、


それに対応する名詞が必要になります。


have+名詞(目的語)で「名詞を持っている」という意味になるのが"have"の性質です。


一般動詞の中には目的語を必要とするものと必要としないものがあるので、それは今後少しずつ覚えていってもらう必要があります。


ひとまず、これで文章自体は完成して、例文の英文訳は


I have a piano.


となります。


目的語は英語で"object"というのでOと省略します。


主語をS、動詞をVと省略するのと同じようなことです。

他の一般動詞

他にも一般動詞はくさるほど覚えていく必要があるのですが、


ひとまず、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の7に必要な分だけ覚えてもらいます。


「目的語(英語とか日本語とか)を話す」→ speak O


「目的語のことを好む・好きだ」→ like O


「目的語(科目とか)を教える」→ teach O


「目的語(スポーツなど)をプレイする」→ play O


これらを用いた例題を見てみましょう。

例題

あなたはたくさんの本をもっている。→ You have many books.


私たちは野球が好きだ。→ We like baseball.


あなたたちは動物が好きだ。→ You like animals.


彼らは数学を教える。→ They teach mathematics.


私はサッカーをする。→ I play soccer.

例文2

be動詞のときにも疑問文や否定文を習いました。


今度は一般動詞を使った否定文について学びましょう。


「私は犬が好きではない」

一般動詞の否定文は"don't"を使う。

先にbe動詞の否定文について、復習しておきましょう。


「私は親切ではない。」


これはどのようにしていましたか?


「私は親切だ」は


I am kind. だから、


be動詞の後ろにnotをつけて、


I am not kind. もしくは I'm not kind.


とすればよかったですね。


一般動詞の場合には、一般動詞の前に"don't"をつけて否定文にします


「私は犬が好きだ」は


I like dogs.


ですから、その"like"の前に"don't"をつけて


I don't like dogs.


とするのが正解になります。


ちなみに"don't"は"do not"の省略形です。覚えなくていいですけど。


というわけで先ほどの例題を全て否定文にしてみましょう。

例題

あなたはたくさんの本をもっていない。→ You don't have many books.


私たちは野球が好きではない。→ We don't like baseball.


あなたたちは動物が好きではない。→ You don't like animals.


彼らは数学を教えない。→ They don't teach mathematics.


私はサッカーをしない。→ I don't play soccer.

例文3

否定文の次は疑問ですね。


というわけでお次はこちら。


「あなたは英語を話しますか?」「はい、話します」

疑問文には"Do"をつかう。

ではこちらも先にbe動詞の場合の疑問文の復習をしますよ。


「それは塩です。」だと


It is salt. でしたね。


「それは塩ですか?」


だとどうしていましたか?


Is it salt?


としていました。


be動詞の疑問文の時には、主語と動詞の位置を入れ替えていました。


一般動詞の時にはこのルールは通用しないので、改めてしっかり覚えてくださいね。


まず「あなたは英語話します」だと


You speak English.


です。


一般動詞の疑問文の時には、頭に"Do"をつけると覚えてください


そのルールを使って、


Do you speak English?


とすれば終わりです。クエスチョンマークだけは忘れないように。


それほど難しくはないでしょ?


実は一番大事なのはbe動詞のルールと一般動詞のルールがごちゃまぜにならないようにすることです。

答え方

答え方は少し頭を使っていく必要があります。


まず、例文では「あなた」について聞かれているので、答えるのは「私」のことですよね。


つまり、途中まではbe動詞と同じで、


Yes, I


ときます。


be動詞の疑問文のときには最後にbe動詞(否定文のときにはbe動詞+not)が来ていました。


今回は"Do"で聞かれたので"do"で答えてやるのが覚えるべきルールです。


いいですか。大事なので、もう一度言います。


be動詞で聞かれたら、最後はbe動詞で答える。


doで聞かれたら、最後はdoで答えるです。


覚えました。


要するに、このようにすればいいんです。


Do you speak English?--Yes, I do.


「いいえ」と答えたかったらどうすれば良さそうですか?


勘のいい方は分かったかもしれませんね。


Do you speak English?--No, I don't.(do notの省略)


が正解です。


それでは例文でこのルールを覚えていきましょう。


例題

あなたはたくさんの本をもっていますか?はい、持ってます。→ Do you have many books?--Yes, I do.


あなたたちは野球が好きですか。いいえ、好きではありません。→ Do you like baseball?--No, we don't.


あなたたちは動物が好きですか。はい好きです。→ Do you like animals?--Yes, we do.


彼らは学校で数学を教えますか。いいえ教えません。→ Do they teach mathematics?--No, they don't.


あなたはサッカーをしますか。はいします。→ Do you play soccer?--Yes, I do.

例文4

最後に疑問詞も混ざった疑問文も練習しておきましょう。


「あなたは何が好きですか?」「本が好きです。」

疑問詞のwhat

疑問詞のwhatを使うときのルールを覚えていますか?


疑問詞+疑問文の順とbe動詞のときに習いましたね。


このルールは一般動詞になっても健在です。


ですから、最初に"What"ときて、続きはもちろん"do you"ですよね?


最後に「好き」という情報を書きたいわけですから、それも含めて考えると例文は以下のように英文に直せます。


"What do you like?"

be動詞の復習「補語」

be動詞の時の復習も少ししておきましょう。


その中で「補語」という文法用語も同時に覚えておきましょう。


be動詞はたとえば


It is a pen.


のように"It"と"a pen"がイコールの関係になっていると何度も説明しています。


この"a pen"の方を文法用語では補語と言います。


補語は英語でcomplementというのでCで省略します。


さて、要するにbe動詞の場合は文は基本的にこのような形になっているということですね。


S(主語)+V(動詞)+C(補語)


そして、補語が名詞になるような場合には"what"に変えて前に出して主語動詞を入れ替えることによって、


"what"を使った疑問文を作ることができました。


たとえば「これは~~です」だと This is~~.となるところを


「これは何ですか?」だと What is this?としていたわけです。


ようするにWhatは補語の役割を担っています


今度は一般動詞の場合にはどうでしょう?


「あなたは~~が好き」だと、You like ~~.となるわけですが、ここに入るのは目的語です。


目的語の部分を質問したいから、それをWhatにして前にだして、疑問文にするためにdoを付け足して


What do you like?


となるわけです。ようするにWhatは目的語の役割を担っているわけですね。


少し難しい話をしましたが、同じWhatを疑問詞にした疑問でも、


be動詞を使った疑問文なのか、


はたまた一般動詞を使った疑問文なのかによって、


whatの文の中での役割が変わってくるということを覚えておいてください。


この節に関しては少し難しい話なので、次回以降も何度も似た内容を説明する予定です。

whatで聞かれたら、「何?」にちゃんと答える

be動詞のときにも同じでしたが、Whatで聞かれたら、それに対応する答えを明確に答えてやる必要があります。


今回は「本」を答えなければならないわけですが、それを文章にするなら以下のようになります。


What do you like?--I like books.


それでは、例題をみてみましょう。

例題

あなたは何をもっていますか?たくさんの本です。→ What do you have ?--I have many books.


あなたたちは何が好きですか。野球です。→ What do you like?--We like baseball.


彼らは何を教えますか。数学です。→ What do they teach?-- They teach mathematics.


あなたは何を(プレイ)しますか。サッカーです。→ What do you play?-- I play soccer.

まとめ

ここまで来ても、まだ「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の7の文章は全ては理解できません。残念ながら。



今回覚えたのは一般動詞の使い方でした。


特に一般動詞には目的語が後ろに来る必要があるものがいます


その動詞のうちのほんの少しを実際に紹介しました。


doやdon'tを使った疑問文や否定文も学習しました。


whatの文中での役割は動詞が何なのかによって変わってくるという少し発展的な内容も扱いました。


次回は三単現と言われるものを覚えていくことになります。


be動詞が主語によって形を変えたように一般動詞も主語によって形を変えることがあるという内容です。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の1から6の瞬間英作文3周目。しつこいですけど、復習です。


それではまた、所長でした!



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大人のための中学英語学び直しブログ講座#6

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は"who"という疑問詞を新たに学んでいただきます。


今回のwhoの使い方は"what"で学んだ使い方と全く同じなので、"what"の使い方を覚えていれば問題なく進むはずです。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


この講座は毎講座ごとに新しい内容を少しずつ勉強する形になっていますが、


前回以前に学んだことは基本的に覚えているものとして進んでいきます。


英語は中学校の科目の中でも積み重ねの教科なので、前の内容があやふやな状態だと、


どんどんと分からなくなっていってしまいますので、注意が必要です。


もし、記事を読んで分からない所があればコメントをくださいね。


(記事の下の方にコメントできるところあります。お問い合わせフォームからでも結構ですよ。)


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例文1

それではさっそくこちらの文章を英文に直す作業から始めていきましょう。


「あのきれいな女性は誰ですか?」「私の姉です」

形容詞が2つ続く形

まずは主語について考えてみましょう。


最初の疑問文の主語は「あのきれいな女性」です。


これまでに習った単語を思い出してもらうと


「あの」「きれいな」「女性」と3つの要素に分けられることがわかるはずです。


それぞれ、"that"と"beautiful"と"woman"とすればいいですね。


そのままの順に並べておけばOKです。


今回のように2つ以上の形容詞が1つの名詞に修飾していくパターンもあります。


「これらの」「赤い」「鉛筆」であれば


these red pencils


です。


「この・あの・これらの・あれらの」と「所有格」に関しては、形容詞としては一番頭に来ると覚えておくといいです。


色んな形容詞が1つの名詞に係っていくパターンだと、


本当はその順序も後々ちゃんと覚えなければならないのですが、


現段階ではこれだけ覚えておけば大丈夫です。

疑問詞+be動詞の疑問文の形

whatを習ったときに「これは何ですか?」と聞きたければ、


What is this?


とすればいいことを習いました。


最初に疑問詞が来て、その後にbe動詞の疑問文の形ですね。


"who"の場合も全く同じように考えると良いので、「あのきれいな女性は誰ですか?」は


Who is that beautiful woman?


とすれば完成です。


答え方はそれほど難しくないですかね?


誰について聞かれているかを考えて、それに適切な主語を最初に置いてやるのがポイントです。


She is my sister.


これで完成です。

例文2

正直これだけで、今回は終わりなんですが、一応英語の敬称についても少し触れておきましょう。


「彼は誰ですか?」「ブラウン先生です。」

英語の敬称

中学生が覚えなければならない敬称は2種類です。


男性に対しては"Mr."、女性に対しては"Ms."です。


本当は女性については未婚と既婚で使い分ける言い方もあるのですが、


どちらにも使える"Ms."だけ覚えておけば大丈夫です。


「さん」「先生」というようなものは全てこの敬称で代替できます。


ブラウン先生と言いたければ"Mr. Brown"です。


Mは大文字にして、ピリオドもちゃんとつけて1セットなので、そこだけ注意してください。


というわけで、例文の英文訳は


Who is he?--He is Mr.Brown.


となります。

上げ調子と下げ調子

英文の最後は上げ調子と下げ調子の読み方があります。


毎回ちゃんと音声を聞きつつ練習している方はすでに気づいているはずですが、


be動詞の疑問文は最後にイントネーション的には音の上がる上げ調子で読みます。


ところが疑問詞の入った疑問文のときには下げ調子で読むのが基本なので、覚えておくといいですね。

例題

あの背の低い男性は誰ですか?私の兄です。→ Who is that short man?--He is my brother.


彼らは誰ですか?私の友達です。→ Who are they?--They are my friends.


あなたは誰ですか?私はあなたの先生です。→ Who are you?--I'm your teacher.

まとめ

ここまで来たら、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の6の文章は全て理解できます。



今回覚えることは1つだけです。


「who+be動詞の疑問文」の形で「~~は誰?」となるということですね。


これだけ覚えて、あとは前回までの講座をしっかり覚えておけば問題なく宿題にチャレンジできるはずです。


ちなみに今回でbe動詞の使い方は一旦休憩となります。


次は新しい形の動詞を覚えていくことになりますよ。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の6を瞬間英作文。(本の中で紹介されている方法に従って第2サイクルまで行うこと。)
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の1から5の瞬間英作文2周目。今回でbe動詞は終わりなので、復習です。


それではまた、所長でした!



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大人のための中学英語学び直しブログ講座#5

ども、所長です!


こちらの書籍「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」に必要な中学英文法を学ぶための記事をアップしています。



スタート地点としては、

  1. アルファベットは大文字小文字ともに全て書けて、読めること。
  2. ローマ字も読み書きできること。
  3. 英語の名詞に、単数と複数の形があることを知っていること。
  4. 英文の最初は大文字で始めて、最後はピリオドもしくはクエスチョンマークで終わることを知っていること。


としましたので、そのくらいのレベルから始めます。


記事ごとに3時間ほど勉強していただくことを目安としています。


おすすめの辞書はこちらです。



今回は「所有格」という文法用語とその知識を学んでいただきます。


thisとかthatの形容詞的な使い方と全く同じなので、前回までの内容が理解できているならそれほど難しくないはずです。

前回の宿題

前回の宿題はできましたかね?


今回と次回で一旦「be動詞関連の話題」はクリアしたことにして一般動詞というものに入っていきますから、


あと2回分で最低でもbe動詞の使い方をマスターする必要があります。


早い方ならもうマスターできているはずですが、まだ不安がある方はとにかく瞬間英作文の「瞬間」具合を高めることが重要です。


もし、記事を読んで分からない所があればコメントをくださいね。


(記事の下の方にコメントできるところあります。お問い合わせフォームからでも結構ですよ。)


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例文1

それではさっそくこちらの文章を英文に直す作業から始めていきましょう。


「彼は私の生徒です。」

所有格とは

例文を少し簡単にして「彼は生徒です。」でしたら、


He is a student.


と即座に英文に出来るようになっていることと思います。


今回は「生徒」の部分を「私の生徒」に直せばいいわけですね。


"this"とか"that"を習ったときには、


主語の位置に置いて「これ」という訳し方になるパターンと


「this+名詞」というセットを作って「この名詞」と形容詞的に使うパターンがありました。


「私」という言葉も主語に来るときは"I"を使っておけばOKなわけですけど、


「私の名詞」という形にしたい場合もあります。


少し厄介なのは"this"とか"that"のときはそのままの形で「この」とか「あの」という意味になっていたのに対して


「私の」というのはそのまま"I"を使ってはいけません


今回の場合は"my"という単語を使って「my+名詞」で「私の名詞」という意味になります。


ということは"a student"から"my student"に形を変えればいいわけですね。


ちなみに、"this" と"that"のときにも"a"という単語は外していました。


"my"という単語も"a"はたとえ後ろの単語が単数形でも外して使うようにしてください。


というわけで、例文の英文訳は以下のようになります。


He is my student.

文法用語を覚えよう「人称代名詞」「主格」「所有格」

同じ「私」でも主語に来るときには"I"を使い、形容詞的に使うときには"my"を使うということを新たに習いました。


「私」という語句が代名詞であることは大丈夫であってほしいですが、(これは国語の文法のお話)


"I"のように主語の位置に来るものは代名詞の中でも「主格」の形をしているといい、


"my"のように形容詞的に使うものは代名詞の中でも「所有格」の形をしているといいます。


いいですか?文法用語も少しずつですけど、必ず覚えていくようにしてくださいね。


文法用語を覚えるのをサボると高校英語になった途端に英語が一気にできなくなります


少しずつ出てきてくれているうちに少しずつ覚えてくださいね。


まとめておぼえようと思うと苦労が何倍にもなりますので。


さて、「私」のような人の代名詞は代名詞の中でも「人称代名詞」と呼びます。


人称代名詞は文のどの位置に来るかによって「何」格なのか名前も形も変わります。


もう一度言うと、"I"は人称代名詞の中でも主格で、


"my"は人称代名詞の中でも所有格です。


では他の人称代名詞はこれまでに何が出てきているでしょうか。

ほかの人称代名詞

「あなた」の主格は"you"でした。


「彼」の主格は"he"でした。


「彼女」の主格は"she"でした。


「私たち」の主格は"we"でした。


「あなたたち」の主格は"you"でした。


「彼ら(もしくは彼女ら)」の主格は"they"でした。


"you"に関してはたまたま単数だろうが複数だろうが同じ形をしているのですね。


これらのすべてに所有格という形があります。


以下の所有格は全部発音も含めて覚えてくださいね。


「あなた」の所有格は"your"です。


「彼」の所有格は"his"です。


「彼女」の所有格は"her"です。


「私たち」の所有格は"our"です。


「あなたたち」の所有格は"your"です。


「彼ら(もしくは彼女ら)」の所有格は"their"です。


必ず読み方を辞書で調べて読み方も覚えておいてくださいね。


(そろそろ発音記号にも慣れてきつつあるのではないですか?)


ちなみに何回かあとに「目的格」と「独立所有格」というものも同じ数だけ習うので、早めに覚えておいた方がいいですよ。

例題

私のグラスは安い。→ My glass is cheap.


これらはあなたの鉛筆ですか。はいそうです。→ Are these your pencils?--Yes, they are.


彼女の娘は背が高くない。→ Her daughter is not tall.


あれが彼の家ですか。いいえ、違います。→ Is that his house?--No, it's not.


私たちの母はきれいだ。→ Our mother is beautiful.


彼らはあなたたちの子どもですか。はい、ぞうです。→ Are they your children?--Yes, they are.


彼らの解答は正しくない。(全員で1つの解答を出したときを想定)→ Their answer is not right.

まとめ

今回も新しい文法項目はかなり少しだけでしたね。


今後はこれくらいがスタンダードな量な気もします。


ときどき多めの回もあるかもしれませんが。


ここまで来たら、「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」のパート1の5の文章は全て理解できます。



今回覚えることは1つだけです。


「所有格+名詞」で「~~の名詞」という意味になります。


これだけ覚えて、あとは前回までの講座をしっかり覚えておけば問題なく宿題にチャレンジできるはずです。

宿題

では今回の宿題です。

  • 上で出てきた単語の意味と発音と品詞を全て覚える。
  • 「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」パート1の5を瞬間英作文。(本の中で紹介されている方法に従って第2サイクルまで行うこと。)


それではまた、所長でした!


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